- 「転職活動してみたいけど、なにから始めて良いかわからない。」
- 「転職エージェントって使ったほうがいいのかな。」
上記のように、転職をしようか悩んでいるけど、タイミングや方法、必要な準備がわからず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて、この記事では、
2度の転職を成功させた経験から、
スケジュール設定から始まり、転職エージェントの活用法、病院見学や面接対策、さらには退職手続きに至るまで、一貫したプロセスを網羅的に紹介。
2度の転職で年収を約100万円UPさせた筆者の実体験に基づく転職ノウハウを紹介するよ。
【理学療法士の軸を決める】自己分析は転職に必須。
自己分析は必須。ストレングスファインダーも活用してみて。
転職活動を成功させるためには、自己分析が不可欠です。
自己分析を行うことで、自分の強みや弱み、キャリアの方向性を明確にし、転職活動の基盤を固めることができます。転職後に、「転職前の職場の方が良かった」と思うことがないように、方向性は妥協せずに決めましょう。
方向性を決める上で、おすすめは目的と手段から考えることです。
例えば、下記を参考にしてみてください。
- 子育てとキャリアの両立を目指していて、福利厚生が整う大手法人の病院が良い
- 病院では成果が給与に反映されないため、インセンティブがある訪問リハビリが良い
- 住宅購入を考えており、住宅ローンを借りるために有利になる公務員系が良い
自己分析は必ずやって。ストレングスファインダーをやってみるのもおすすめ!
転職のスケジュール設定をしよう|おすすめは6か月前
転職活動をスムーズに進めるためには、計画的なスケジュール設定も欠かせません。
4〜6ヶ月前から準備を始めることで、スムーズに転職活動を進め、理想の職場を見つけるチャンスを広げることができます。
以下に、転職スケジュールの基本的な流れを示します。
希望求人がすぐに出るとは限らないから、早めに動くのが良いよ!
【理学療法士向け】転職活動の進め方を4STEPで紹介
【STEP1】軽い気持ちで「転職エージェント」に登録しよう
転職活動を成功させるためには、転職エージェントに登録することが最初の重要なステップです。
転職エージェントは、効率的に求人情報を収集できる便利なツールであるだけでなく、非公開求人の閲覧やアドバイザーのサポートを受けることで、他の求職者よりも有利に転職活動を進めることができます。
特に、PTOT人材バンクやPT/OT/STワーカーなど、リハビリ職特化型の転職エージェントを利用することで、専門知識やスキルを最大限に活かせる求人に出会いやすくなります。
本当に無料なの?
転職エージェントは、企業側がエージェントに報酬を支払うシステムだから利用者は完全無料だよ!
登録だけして情報収集したほうが損しないかも。
「転職エージェントの登録」については以下の記事で詳しくお伝えしています 。
【STEP2】少しでも気になったら「病院見学」に申し込もう
条件に適している病院があった際は、病院見学にいきましょう。
実際に働く現場を見学することで、求人情報だけでは得られない職場の雰囲気や働き方を確認できます。
求人票とホームページだけ見れば十分じゃない??
手間だけど、病院見学は必ず行ったほうが良いよ‼️
筆者も実際に見学行ったら、「自分には合わないかも」と思うことが多かった。
病院見学は、「行くメリット」よりも「行かないデメリット」が大きいので必ず行きましょう。
- 実際に働き始めてから職場環境が自分に合わないことに気づく可能性
- 業務内容や患者層、働き方が自分の予想と違った場合、ストレスや不満を感じる可能性
- 見学をせずに転職した場合、実際に働き始めてから人間関係での問題に直面する可能性
病院見学に行った際の注意点、質問事項については以下の記事を参考にしてください。
【STEP3】「職務経歴書」・「履歴書」は誤字脱字に注意して
病院見学で転職先を決定した後、履歴書と職務経歴書が必要になります。
これらは、採用を勝ち取るために非常に重要な書類です。以下のポイントを参考にしてください。
「履歴書」を書くポイント
- 病院見学で得た情報を活用して、志望動機に具体性を持たせる
- 履歴書の写真は、清潔感のある服装と表情を心がけた写真を使う(なるべく写真スタジオで撮影)
- 丁寧な字で、誤字脱字なく記載する
履歴書は、とにかく「シンプル・簡潔」に書く!
「履歴書の書き方」の詳細については以下の記事を参考にしてください。
「職務経歴書」を書くポイント
- 自身のこれまでの経験と成果を具体的な数字や事例で示す
- 見学先の病院での方針やニーズを理解し、就職先に自分を採用するメリットを示す
- どのようなビジョンを持ってキャリアを築いていきたいか、PT/OTとしてのキャリアプランを示す
職務経歴書は、結論ファーストで、「自分を売り込もう」
「職務経歴書」の詳細は別記事を参考にしてください。テンプレ付きです。
【STEP4】「面接対策」は十二分にやろう
転職活動で面接は最も重要です。合否を決めるのは面接と言っても過言ではありません。
面接対策=合格への近道だよ。必ずやろう。
総合病院での理学療法士の採用試験では、リハビリテーション科の課長、リハビリ専門医、人事担当者の3人以上による個人面接が一般的です。
訪問リハビリみたいな小規模の事務所はどんな感じなの?
対して、訪問リハビリは責任者、PT/OTの上司の2人で行われるのが一般的です。訪問リハビリでの面接は、病院と比べてフランクで話しやすい状況になることが多いですが、抑えておきたいポイントは同様です。
面接を成功させるために、ポイントをしっかり抑えましょう。
- 病院や施設の情報を徹底的に調べ、その病院の特徴や求める人材像を把握する
- 自分の強みが病院にどのような貢献できるかを具体的にする
- 将来のビジョンを持つ
- 逆質問を複数準備しておく
実際に大手法人の総合病院で採用面接を行っている上司に、面接でのポイントを聞いてきたよ!下記も是非参考にして!
【ネガティブ発言厳禁】退職は感謝を忘れずに。
いよいよ内定が得られたら、現職場への退職手続きを行います。
退職の際には、これまでお世話になった上司や同僚に対する感謝の気持ちを伝えることが大切です。円満な関係を保つことで、今後のキャリアにもプラスに働くことが多いです。
ネガティブな意見を発して退職するのはやめよう。
退職する上でのポイントは
- 退職の意志を伝える時期
- 有給の消化方法の確認
です。
日本の労働基準法では、退職の通告は原則として2週間前までに行うとされています。ただし、これはあくまで法律上の最低限の期間です。
実際には、理学療法士の場合、業務の引き継ぎや人員の補充などに時間がかかることが多いため2〜3か月前に通告するのが一般的です。就業規則や労働契約書に「退職は1か月前に申し出ること」と定められていることもあるので、契約内容を確認することが大切です。
退職前に残っている有給休暇を消化する場合は、上司や人事担当者と早めに相談しましょう。退職前にすべて消化できるかどうか、また、消化のタイミングについても確認しておく必要があります。
【まとめ】転職活動は意外と簡単
理学療法士の転職は、計画的に進めることで成功へとつながります。
スケジュールを立て、目標を設定し、転職エージェントを活用して情報収集を行い、病院見学や面接を通じて自分に合った職場を見つけましょう。
また、円満に退職し、新しい職場でのスタートを切る準備をしっかりと整えることで、理学療法士としてのキャリアを次のステージへと引き上げることができます。転職活動を計画的に進め、理想の職場を手に入れましょう!