
なんで1日18単位がノルマなの?
正直きつくない?
病院勤務のリハビリ職なら、必ず付きまとうのがノルマ18単位。
実際「PT-OT-ST.NETのアンケート」では、約7割の職場で1日18単位以上を行っているという結果に。




臨床のみならまだしも、その他の仕事も多いから18単位やると結構きついですよね…
そこで本記事では、
について解説していきます。
本記事を読めば、単位ノルマがきついときの対処法まで理解できてスッキリしますよ。
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リハビリ職に1日18単位のノルマがある理由3つ



そもそも、なぜ病院は理学療法士に1日18単位を求めるのでしょうか。
理由を知っておくと、対処しやすくなりますので3つの理由を紹介しますね。
直接収益に直結する職種だから
リハビリ職は医療職の中でも珍しく、個人で売上をだせる職種です。
例えば
- 看護師のバイタル測定
- 介護士のトイレ介助
これらは重要な業務ですが、それ自体で直接売上が発生するわけではありません。
通常、病院の収益は医師の診察や処置によって成り立っています。
しかし、理学療法士は実施した単位数分だけ病院の売上を作ることができます。




なので、経営側としては「少しでも多く単位を取ってもらいたい」となるんですね!
人件費を回収するため
理学療法士を1人雇用すると、最低でも年間500万円近いコストがかかります。
「いやいや自分の年収はそんなにもらっていないよ!」と思うかもしれませんが、人件費は額面の給与だけではありません。
| 社会保険料 | 半分は会社側が負担 |
| 福利厚生 | 職員寮、職員食堂費の一部負担など |
| 教育費 | 最初は売上を出せない |
こういったコストをすべて含んでの金額ですからね。
経営側としては、この多額のコストを回収して病院を黒字化しなければなりません。
その赤字にならない分岐点が、およそ1日18単位というわけです。




このラインを下回ると、理学療法士を雇用するほど赤字を抱える仕組みになってしまいます…
事務作業を度外視した机上の計算
1単位を20分と計算すると、18単位こなしても合計6時間。
「定時まで残り2時間もあるから余裕で終わるだろう」というのが経営側のよくある考え方です。
しかし現場で働く私たちからすれば、これは机上の空論ですよね…。
実際の臨床現場では、カルテの記載だけでなく
- 病棟間の移動
- サマリーや計画書の作成
- カンファレンス
といったことに時間を使うので、正直2時間ではどうしようもありません。




大きな病院ほど、こうした実態と合わないノルマが現場に押し付けられがちですね…
ノルマ18単位がきつくて大変といわれる理由5つ



18単位がきつくて大変と言われる理由は以下5つ。
担当人数が多い
急性期あるあるですが、担当人数が多いのはきついですよね。
これは私も急性期一筋なのでわかりますが…
担当人数が10人と15人では、同じ18単位でも忙しさは全くちがいます。
担当人数が多ければ多いほど、
- カルテ記載
- 移動時間
- 朝の情報収集
といったように臨床以外にかかる時間が増えてしまいます。




「人数が多くて仕事回らない=自分が仕事できない」で悩んでる方が多いですね…
実際の口コミ
書類業務が多い
理学療法士として仕事をする以上
- リハビリテーション総合実施計画書の作成・算定
- 目標設定等支援・管理シートの作成・算定
といった書類業務はどの職場でも必須になります。
さらに急性期病院で働く場合は、転院時サマリーも多いですよね。




同意書は確かにあったほうが良いですが、もう少しデジタル化などを図って欲しいですよね…
令和8年度の診療報酬改定で、目標設定等支援・管理シートは廃止になりました。
徐々にペーパーレスへの動きも出てくれるとよいですね。



カンファレンスに時間を取られる
多職種連携において、医師や看護師、MSWなどと情報共有を行うカンファレンスは重要な業務です。
しかし、これが18単位と組み合わさると、正直きついですよね…。
カンファで取られた時間をカバーするために
- 自分の昼休憩を削る
- 残業してカルテや計画書
といったことになっては、本末転倒となってしまいます。




カンファは売上として計上できないから、利益を生まない時間だしね…
移動に時間がかかる
病棟やリハビリ室間の移動にかかる時間も、時間を圧迫する要因ですよね。
特にリハビリ助手がいない職場では、患者さんの送迎をすべて自分で行う必要があり、その時間はバカになりません。
仮に往復移動に5分かかるとすると…
1日10人を担当すれば、50分が移動時間として消費されてしまいます。




移動時間をリハビリの単位(介入時間)に含められないのが厳しいですよね…
評価されづらい
ノルマを100%達成してるのに評価されづらいのも、きつい要因の1つです。
実際のところ、ノルマ18単位に関しては
- 到達しても評価は上がらない
- 到達しなくてもペナルティはない
という、カタチだけの目標になっている職場がほとんどです。
結局はやってもやらなくても一緒なので、モチベーションも下がってしまいますよね…。
リハビリ18単位がきついときの対処法



私は「ノルマがきついのは仕方ないですよね」と共感したいわけではありません。
大事なのは
- 自分自身で対処する
- 環境を変える
どちらかの行動をとって、納得いく働き方をしてほしいということです。
そこで18単位がきついときの対処法を3つ挙げたので、最適な対処法を取り入れてみてください。
業務を効率化する
まずは自分の業務がこれ以上、効率化できないかを考えましょう。
たとえば、
- カルテのテンプレートを作成
- 書類作成などの単純作業は夕方に回す
- 休憩時間はしっかり休む
などは私自身もやっていることです。




脳も疲労するから、メリハリを付けて短時間集中を繰り返すほうがいい仕事ができますよ!
ちなみに、ここで言う効率化とはあくまで個人にできる範囲のことです。
- カンファレンス時間を短縮する
- AIを導入してもらう
こういったことは実践できれば効率化につながりますが、組織として動いているため難しいことも多いです。
なので、まずは個人で効率化できる部分をドンドン変えていきましょう。
完璧主義をやめる
完璧主義をやめることも、仕事をうまくやるコツです。
- カルテの記載内容にやたらこだわってしまう
- 時間を忘れて患者さんのリハビリに没頭する
こういった姿勢は、確かに医療従事者として立派です。
しかし、その結果として自分自身が追い詰められてしまっては元も子もありません。
患者さんへの安全面と最低限の満足度を担保した上で、「ここは80点で良い」と割り切るマインドセットも時には必要ですよ。
ノルマがゆるい職場に転職する




いろいろ効率化してるけど、やっぱり毎日がきつい…
そんな方は、思い切って転職するのも一つの選択肢です。
なぜなら、きつい原因は「理学療法士の業務」ではなく「職場」の可能性が高いから。
「業務を効率化する⇧」でも解説した通り、あなたがいくら頑張っても職場はなかなか変わりません。




自分が変えられる範囲で、行動していくことが大切!
転職したら「同じ理学療法士なのに仕事量が全然ちがう!」といことは、よくある話です。
いきなり「転職」まではいかなくても、他の職場がどうなのかの「転職活動」だけでもいいかもしれませんね。
ちなみに、転職活動をするなら転職エージェントを必ず活用しましょう。
病院見学に行っただけでは職場の内情までは分からないです。
しかしエージェントに相談すれば、内情まで教えてくれるので「転職したけどまたノルマきつかった…」といったミスマッチが防げます。
確かな情報をもとに、自分にあった職場を選ぶことが大事ですよ。
自分に合った転職エージェントがどこか知りたい方は「おすすめの転職エージェント」をあわせてご覧ください。



18単位でもラクに働ける職場もあります!



ここまで「18単位がきつい理由⇧」「対処法⇧」を解説してきましたが…
実は「18単位でも楽勝!」という職場も実際にあります。
そういった職場の共通点は以下4つ。
- ノルマではなく、あくまで努力目標
- 担当人数が通常12人以下
- 二次救急〜回復期
- リハビリテーション医がいる
実際に転職後の私の職場がそうで、あくまで努力目標なので達成できない日も多々あります。
それでも、なんの問題もないので正直気持ちがすごい楽ですね。




求人を探してみると、意外とノルマがゆるい職場もありますよ!
まとめ|18単位きついは改善できる!



本記事では、ノルマ18単位がきついことについての解説をしました。
結論:ノルマ18単位がきついは改善できます。
理学療法士は
といった患者さん対応以外の業務もあるので、確かに大変です。
ですが仕事内容のきつさなら、業務効率化を図りながら経験を積むことで、違う景色が見えてきます。
しかし「職場環境」や「人間関係」に対する不満であれば話は別。
あなたがどれだけガンバっても、疲弊してしまうだけの可能性が高いので注意しましょう。




そんなときは、思い切って転職することも一つの選択肢です!
「いきなり転職はムリ!」という方でも、他の職場がどうなのかの「転職活動」だけでもいいかもしれませんね。
まずは転職エージェントに相談して、ご自身の環境を確認してみてくださいね。













