
「理学療法士はオワコンって本当?」
「給料も上がらないし、将来性も不安…」
こんな声が増える中、確かに働き方次第では、理学療法士は“オワコン化”してしまうリスクがあります。
たとえば、給料が低く昇給も望めない職場にいれば、生活に余裕は出ません。
でも安心してください。
理学療法士として“勝ち組”になる働き方はちゃんと存在します。
この記事では、
- 理学療法士がオワコンと言われる理由
- オワコン化を防ぐための戦略
- 年収500万円を実現した転職体験談
をわかりやすく解説します。
読み終えるころには、将来への不安が消え、お金にも時間にもゆとりある働き方が見えてくるはずです。
理学療法士として、これからも充実したキャリアを築きたい方は、ぜひ最後までご覧ください。



- 理学療法士歴7年(転職経験2回)
- 2度目の転職で年収540万円(残業なし)を達成
- 副業分もあわせて手取り30万円を達成
- 30歳までに年収600万円が目標
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結論|理学療法士は全く「オワコン」ではない



結論:理学療法士は決してオワコンではありません。
むしろ、働き方によっては、将来性のある“勝ち組”にもなれる職業です。
なぜなら、理学療法士には
- 病院・クリニック・訪問リハ・介護施設など、幅広い職場で活躍できる
- 特に10年目以内であれば、希望条件での転職もしやすい
- 残業が少ない職場も多く、副業との相性も抜群
といった特徴があるからです。




つまり、「どこでも働けて、選びやすく、時間も作りやすい」。
これは、他職種にはない強み!
たしかに、理学療法士の平均年収は400万円台と高くはないかもしれません。
しかしそれはあくまで“平均”であって、実際には年収600万円以上を稼ぐ理学療法士も珍しくありません。(私の周囲にも複数います)
結局のところ、「どこで、どのように働くか」によって、
- オワコンなキャリアでくすぶるのか
- 将来に希望のある理学療法士として活躍するのか
が決まります。
理学療法士は、自分の選択次第で未来を変えられる仕事です。
理学療法士が「オワコン」と言われる5つの理由



理学療法士が「オワコン」と言われる理由は以下5つ。
- 平均年収が低い
- 昇給幅が小さく
- 人数が増えすぎ
- 体力的負担が大きい
- コスパが悪い
理由① 平均年収が低い
厚生労働省が発表している「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、
理学療法士の平均年収は約433万円、ボーナスを除いた月々の給与平均は約30万円です。
年収 | 月収 | ボーナス | |
---|---|---|---|
理学療法士 | 433万円 | 30万円 | 71万円 |
全産業 | 507万円 | 35万円 | 91万円 |
こうして比較すると、理学療法士の平均年収は全産業の平均を下回っていることがわかります。
しかも、実際に手元に残る手取り額は月22万〜25万円程度。
一人暮らしや家庭持ちであれば、生活するだけで精一杯…と感じる人も少なくないですよね。




「国家資格なのに給料が安い」と感じるのは、データ上でも事実なんだ。
理由② 昇給幅が小さい
では、理学療法士の昇給幅はどうなのでしょうか?
同じ調査をもとに、年代別の年収・月収推移を見てみましょう。



この結果からわかるのは、年収433万円の平均水準に到達するまでに約10年はかかるということ。
昇給していくとはいえ、その伸び幅は非常にゆるやかです。
理学療法士の給与体系は、
- 年功序列型
- 昇給幅が小さい
構造になっており、管理職になってようやく600万円に届くかどうか、というのが現実です。
つまり、平均水準の職場に勤め続けている限り、長く働いても大幅な収入アップは期待しにくいのが現実です。
理由③ 人数が増えすぎ
日本理学療法士協会によると、
- 年間1万人以上の理学療法士が新たに誕生
- 全国の理学療法士数は累計20万人超え
という状況。しかもこれは、今も増加傾向が続いている状態です。
一方で、需要はそこまで急拡大しておらず、すでに市場は“飽和”に近づいているのが現実です。
その結果どうなるかというと、
- 病院・施設は「給料を上げなくても人が集まる」
- 求人倍率は年々低下
- 人件費が安く抑えられる構造に
実際、他の医療系専門職と比較しても、理学療法士の収入は低めです。
職種 | 年収 | 月収 |
---|---|---|
薬剤師 | 578万円 | 42万円 |
診療放射線技師 | 537万円 | 37万円 |
臨床検査技師 | 509万円 | 35万円 |
看護師 | 508万円 | 35万円 |
理学療法士 | 433万円 | 30万円 |
介護職 | 371万円 | 26万円 |




コメディカルの中でも、特にリハビリ職は低収入なんだよね。
理由④ 身体的負担が大きい
理学療法士の仕事は、歩行訓練や移乗介助など、身体的な負担が大きいですよね。
実際、理学療法士の多くが「腰痛を経験している」という研究結果も出ています。
PTの8割以上が腰痛を経験しており、その多くは就職後1年以内で発症し、7割以上がPT業務との関連性を感じていた
若いうちは「体力に自信があるから大丈夫」と思っていても、
40代以降になると日々の身体的負担が徐々に効いてくるのを実感する人は多いです。
もし体力的に続けられなくなれば…
- 早期退職による退職金の減少
- 管理職に昇進する前にキャリアが止まる
といったリスクが現実的に生じます。




長く働き続けられる職場選びが重要になるね。
理由⑤ コスパが悪い
理学療法士は、資格を取得するまでに多くの費用と時間がかかる職業です。
たとえば私立大学(4年制)に通う場合、総額600万円近くかかると言われています。
さらに、理学療法士になってからも
- 日本理学療法士協会費
- 上位資格(認定PT・心リハ指導士など)の受験・維持費
- 学会への参加費
- 勉強会や研修の交通費・宿泊費
など、キャリアアップに必要な自己投資の負担は決して小さくありません。
にもかかわらず、
- 給料は低水準
- 昇給は小幅
- 取得した資格が給与に反映されるケースは稀
というのが現状です。
「頑張って勉強しても、リターンが少ない」
こうした状況から、理学療法士という仕事は、コストパフォーマンスが悪いと感じる人が増えています。
【オワコンは嘘】理学療法士として働く5つのメリット



ここまで、理学療法士が「オワコン」と言われる理由を解説してきました。
しかし、結論でもお伝えしたとおり、理学療法士は決してオワコンではありません。
要は、デメリットばかりに目を向けず、メリットを活かせる環境に身を置くことが重要です。
具体的なメリットは以下5つ。
- ワークライフバランスが良い
- 副業との相性が抜群
- 全国どこでも働ける
- ノルマが少ない
- ボーナスが安定
ワークライフバランスが良い
理学療法士の最大の魅力のひとつは、ワークライフバランスが良いことです。
職場にもよりますが、土日休み+定時退勤が実現できる数少ない職種です。




医療職の中で、唯一と言ってもいいぐらいだよね。
他の職種でありがちな
- 医師 → オンコール
- 看護師・薬剤師 → 夜勤
- 事務 → システムトラブル
など、突発的な残業や休日出勤が少なく、生活リズムが安定しやすいのが特長です。
空いた時間を家族との時間や趣味、副業などにあてられるため、
プライベートを大切にしたい人にとって、非常に相性の良い働き方といえるでしょう。
副業との相性が抜群
理学療法士は、副業との相性が非常に良い職業です。
一般的な会社員の場合、まず副業のための時間を確保すること自体が難しく、
仮に始められたとしても、結果が出ずに挫折してしまうケースがほとんど。
その点、理学療法士は
- 残業が少ない
- 日勤のみ
- 週休2日が基本
といった勤務形態のため、安定して副業時間を確保しやすいのが特長です。
さらに本業を活かした副業(WEBライター、訪問リハビリ、youtubeなど)も多く、
ゼロから新しいスキルを習得しなくても始めやすいという利点もあります。




実際、わたし自身も副業を始めたことで、人生が大きく好転しました。
「あと月に1万円でも収入が増えれば…」と考えている方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。
人気YouTubeチャンネル「リベ大」で、『副業で成功する人の特徴』を解説しています。
全国どこでも働ける
理学療法士は、全国どこでも働ける数少ない専門職のひとつです。
たとえば、
- 結婚やパートナーの転勤に合わせて引っ越し
- 実家に戻って親の介護をサポートしながら働く
- 地方に移住して、ストレスの少ない職場で働く
といった、柔軟な働き方ができるのは、理学療法士ならではの強みです。
もちろん、
- 在宅ワークは難しい
- 地方は給与水準が低い
といったデメリットもありますが、
それ以上に「今の職場が合わなければ、場所を変えて働き続けられる」というのは大きな安心材料です。




国家資格だから一度取得すれば、大丈夫だしね!
地域や施設に縛られることなく、自分のライフスタイル・働き方に合わせてキャリアを築けるのは、大きな魅力と言えるでしょう。
ノルマが少ない
理学療法士は、ノルマの負担が少ないのも大きな魅力のひとつです。
「1日18単位」を目安にリハビリ業務を行っている職場が一般的で、極端なノルマが課されるケースはそれほど多くないですよね。




もし「20単位以上が当たり前」という職場であれば、業務過多のため、転職を視野に入れるべきレベルだよ。
もちろん中には、
- 「18単位終わったら、16時過ぎになる…」
- 「書類業務が多くて大変」
と感じる方もいるかもしれません。
ですが、営業職のように
- 今月〇件受注しなければならない
- 達成してもまた来月のノルマが…
- 頑張っても数字がついてこない
という“終わりのないプレッシャー”を抱える職種と比べれば、理学療法士は精神的な負担が軽い傾向にあります。
さらに、営業や歩合職と違って、ノルマ未達成だからといって給料が下がることもありません。




ノルマ未達でも給料が安定しているのは、精神衛生上かなり良いよね。
ボーナスが安定
理学療法士は、ボーナスが安定して支給される職種としても魅力があります。
実際、dodaによるボーナスの実態調査では、
- 年間の平均支給額:約106.7万円
- 年間支給額は月収の約2.6ヶ月分
- 「ボーナス制度がある」会社員の割合:87.8%
という結果が出ています。
一方、理学療法士として働く多くの方は、年間3〜4ヶ月分のボーナスを毎年安定して受け取っているケースが一般的です。




これは、営利企業と病院・施設の“収益構造の違い”によるものだよ。
企業 | ・利益が出なければ、ボーナスカットは当たり前 ・個人の成績が良くても、会社全体の業績が悪ければ支給されないこともある |
---|---|
医療機関 | 診療報酬や保険制度に支えられているため、収益が比較的安定しており、ボーナスも毎年一定水準で支給される傾向 |
ボーナスが安定していれば、
- 住宅ローンの審査に通りやすい
- ボーナス月に資産形成の加速ができる
など、将来的な安心感にもつながります。
この「収入の読みやすさ」は、理学療法士という職業の大きな強みの一つと言えるでしょう。
【オワコン論破】20代で年収600万円弱を稼ぐ理学療法士の実例



「理学療法士は薄給でオワコン」を論破する、わたし自身の実体験を紹介します。
実際に取り組んだのは、以下の3つ。
- 給与水準の高い職場への転職
- ブログで毎月+1万円の副業収入
- 高配当株投資による配当収入
転職で年収120万円アップ
まずは、私が実際に転職で年収120万円アップした実体験をお話しします。
以下は、転職前・後の実際の給与明細です。(※残業時間が同程度だった月の明細を抜粋しています。)
転職前



転職後






給与明細からもわかるように、転職前・後を比較すると、
- 月収:8万円
- 年収:120万円
アップを達成しました。
経験年数の差はあるものの、1年間の昇給だけでこの差を埋めるのは正直ほぼ不可能です。
やはり、収入を上げたいなら給与水準の高い職場に転職するのが、一番手っ取り早くて確実な方法だと、身をもって実感しました。




そして声を大にして伝えたいのは、「理学療法士でも、平均年収より100万円以上稼ぐことは全然可能」という事実。
ブログで月1万円の副収入
わたし自身、副業に取り組み始めて今年で5年目になります。
昨年までは休日に訪問リハビリのバイトをしていましたが、
- 在宅でできる仕事がしたい
- ストック型の収入がほしい
という理由から、アフィリエイト・ブログを開始。




最初の数ヶ月はアクセスもほとんどなく、収益もゼロ。
「本当に稼げるのかな…」と不安になる時期もありましたが、
毎週コツコツ記事を書き続けた結果、半年後には月1万円の収益に到達しました。
実際の報酬画面はこちら(2025年4月分)



もちろん、まだ「大きく稼げている」とは言えませんが、それでも“もうひとつの収入源”があるという安心感は大きいです。
たとえば、
- ブログの収入があるから、残業しなくていい
- 本業の収入をすべて生活費に回さなくて済む
- 将来的にもっと収益を伸ばせる可能性がある
など、経済的にも精神的にも余裕が持てるようになりました。
なにも「全員がブログをやるべき」とは思いません。




まずは自分に合った副業を探して、小さく始めてみては!?
高配当株投資で配当金を得る
高配当株投資とは、配当利回りの高い企業に投資し、定期的に配当金を得る投資手法です。
つまり、「株を持っているだけで定期的に現金収入が得られる」スタイル。
例えば、株価が3,000円で配当金が年間100円だと仮定しましょう。
この場合の配当利回りは、3.3%(100円÷3,000円)となります。
この利回りが続けば、株を保有しているだけで毎年100円の配当金を受け取れます。
高配当株投資の一番のネックは「銘柄選定が難しいこと」ですが、買ってしまえば基本は放置でOKです。
もし「どの銘柄を買えばいいか参考にさせて」という方は、日本の高配当株ポートフォリオを参考にしてください。
- 銘柄選びの考え方
- 実際のポートフォリオ
- 買うタイミング
など、初心者でも再現しやすいように解説しています。







動画を見てから、日本の高配当株ポートフォリオを見るとより理解が深まるかも!
まとめ|理学療法士が「オワコン」かどうかは自分次第



本記事では、
について解説してきました。
結論として、理学療法士が「オワコン」かどうかは、あなたの選択次第です。
理学療法士として将来に不安を感じるのは、「どうすれば今より良くなるのか」という情報が届いていないからです。
- オワコン理学療法士になるか
- 年収・時間ともに余裕ある理学療法士になるか
は、環境と戦略で大きく変えられます。
今の職場に不安があるなら、まずは高収入・好条件の求人をチェックすることから始めてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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