転職活動が進んで、いざ、病院見学が決まったけど…
- 「必要な持ち物ってなんだろう。」
- 「見学前にやっておくことってなんだろう。」
- 「病院見学後はお礼状を書いたほうがいいのかな。」
と、悩んでいませんか?
準備不足で当日の対応に失敗すると、第一印象が悪く、採用試験に響くことも。また、入職したら、「思っていた感じと違った」となっては元も子もありません。
「人は見た目が9割」をいう有名なフレーズがありますが、採用担当者に良い第一印象を与えることができれば、内定にグッと近づくはず!
この記事では、病院見学の経験回数が2ケタを超える筆者が
- 事前準備
- 持ち物
- 見学当日の注意点
- 見学後のフォローアップ
を網羅的に紹介します。
さらに、得た情報を自己PRに活用する方法や、好印象を与えるお礼メールの例文も解説。この記事を読むことで、あなたの見学が内定に直結する一歩となるはずです。
病院見学前の情報収集は2項目だけでいい。
病院見学を成功させるためには、事前準備が欠かせません。施設や病院の特徴、リハビリテーション部の雰囲気など、あらかじめ知っておくことで効率的に見学を進めることができます。
なかでも、以下の2項目は確認しましょう。
- 病院ホームページ
- 募集要項
特に、募集要項の中の「応募方法」、「提出書類」は病院見学前に必ずメモしておこう!
「応募方法」と「提出書類」は病院によってまちまちのため、不明点があった際に病院見学で質問できるように準備したほうが無難です。
例えば、
A病院では、「健康診断書(3ヶ月以内)」の提出が求められていました。
しかし、筆者が行った健康診断は3ヶ月以上前のものであったため、「これでも大丈夫ですか?」と質問したところ、新たに受診する必要があると返答されました。
B病院では、「大学の最終成績」を提出するよう求められたため、卒業した大学に問い合わせて再発行手続きを行いました。
このように、病院ごとに必要な提出書類が異なるため、不明点は見学時に直接質問するのが良いです。
不明点を事前に洗い出して質問しておくことで、後々の手間を減らし、円滑な応募準備ができます。
理学/作業療法士が病院見学に必要な持ち物【4選】
見学に必要な持ち物は、事前に準備することで当日慌てることなく、見学に集中できます。意外と忘れがちなアイテムも含めて、今回は筆者が実際に持参した持ち物を紹介します。
アイテム | 用途 |
---|---|
名刺 | 自己紹介に便利。 |
筆記用具 | メモやアンケート用に必須。 |
メモ帳 | 事前に質問事項を記載しよう。 |
マスク | 感染症対策として常備。忘れがち。 |
筆記用具はボールペンとシャープペンシルの2種類、メモ帳はポケットに入るサイズがおすすめだよ!!
具体的な質問事項に関しては、以下の記事で紹介しています。
ビジネスカジュアルでも良い?|見学当日の服装や注意点を解説
見学当日は、見学先のスタッフにとってあなたの第一印象が直接的に残る機会でもあります。立ち振る舞いひとつで今後の採用にも影響を与えるかもしれません。
以下では、良い印象を与えるために心がけたいポイントを解説します。
服装はスーツが基本:色や柄、ネクタイに関しても解説
「セットアップ等のビジネスカジュアルでも大丈夫かな」と思っている人は要注意。
見学当日の服装は、指定がない限り、「スーツ」が基本になります。
病院見学では面接と同じように、見学者のことをよく見ています。「どうせ見学だから…」などと油断することがないように気を付けましょう。
以下に、服装に関するQ&Aを記載しました。ぜひ参考にしてください。
注意点
服装以外の注意点として、社会人として以下のマナーは必ず守りましょう。
- 集合時間の10分前には到着
- メイクは控えめに
- 香水は禁止
- アクセサリーは時計のみ
お礼状は必要か!?|病院見学後にすべきこと
病院見学が終わった後は、次の面接や選考につなげることが重要です。
見学で得た情報を整理し、自己PRに役立てる工夫や、お礼状で感謝を伝える方法を実践し、次のステップをスムーズに進めましょう。
見学で得た情報の整理方法:次の面接での自己PRに活用
病院見学で得た情報は、自己PRや志望動機を強化するための貴重な材料になります。
見学中に得た「その病院ならではの特徴」に、自分の経験やスキルをどう活かせるか具体的に伝える準備をしましょう。
以下に、筆者が病院見学後に実践した行動をまとめてみたよ。
重要なのは、自分がしたいことよりも病院側のニーズに合致させること。
- 見学中にメモしたことをまとめる
- 自分のスキルと病院の特徴をリンクさせる
- 印象に残ったエピソードを盛り込む
見学後、印象に残ったことや学んだことをメモにまとめると良いでしょう。
例えば、
リハビリテーション部の理念や重要視していること、施設の雰囲気など、今後の自己PRで役立ちそうな情報を箇条書きで書き出す。
その後、メモした情報を基に、「自分がこの病院でどう貢献できるか」を具体的に考えます。
例えば、
部内の雰囲気に適応する能力を優先している場合は、自分のコミュニケーション能力をアピールするなど、病院のニーズに合った自己PRを意識しましょう。
最後に、見学中に感じたやりがいなど、具体的なエピソードがあれば、それを自己PRや志望動機に組み込むことで説得力が増します。
【お礼状は必要なのか?】筆者の経験談と例文を紹介
まず、 「お礼状が必要か」について、
結論としては、
必ずしも必要ないが、出すことで悪い印象を与えることもない。
ちなみに筆者はお礼状を出したことないけど、出さなかったからといって、面接で不利になったこともなかったね。
実際に採用していただいた病院の採用担当者に伺ったところ、「見学後のお礼状は評価には含めず、選考にはほぼ影響しない」とのことでした。
あくまで、お礼状は送ること自体で丁寧さが伝わるため、余裕があれば出しても良いでしょう。
書くときのために例文を教えてほしいな。
では、実際に書く場合の例文を、お礼状よりも簡潔なメール形式で紹介します。
件名:病院見学のお礼
〇〇病院 リハビリテーション部 〇〇様
お世話になっております。
先日は貴院の病院見学の機会をいただき、誠にありがとうございました。〇〇様やスタッフの皆様の温かいご対応のおかげで、実際の現場を深く理解することができました。
今回の経験を通じて、貴院で自分のスキルを活かし、より良いリハビリテーションを提供したいと一層強く感じております。今後も貴院で働けるよう、準備を進めてまいります。
このたびは貴重なお時間を頂戴し、心より感謝申し上げます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
〇〇病院 理学療法士 山田 太郎
メールアドレス:〇〇
まとめ|理学/作業療法士の病院見学
病院見学は、転職を検討している理学療法士や作業療法士にとって、重要な第一歩です。
事前の準備や持ち物の確認、適切な服装の選択、そして当日のマナーが第一印象に影響します。
見学で得た情報を自己PRや志望動機に活かすことができれば、面接でも好印象を与えられるでしょう。また、見学後のお礼メールも、丁寧な対応を印象づける良い機会です。
この記事のポイントを参考にし、転職活動を円滑に進めてください。