あなたは今の職場に、心から満足していますか?
- 年収の伸び悩み
- 昇給は毎年ほんの数千円
- 将来の生活に対する漠然とした不安
- 頑張っても報われない空気感
理学療法士として働いていれば、こうした悩みを一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
実は、かつての筆者もそうでした。
新卒で就職してからずっと、「このままじゃヤバいかも…」と心のどこかで思いながらも、安定を理由に転職を避けていたんです。
しかし、そんな筆者でも──
2度の転職を経て、4年で120万円アップさせ、20代で年収540万円を突破することができました。
この記事では、当時の筆者のように「今のままでいいのか?」と悩む理学療法士の方へ向けて、以下の内容をお伝えします。
- 筆者が立てた“転職戦略”と行動の流れ
- 年収120万アップを達成した転職ノウハウ
- 実際に年収アップして感じたこと・後悔しなかった理由
転職に不安を感じている方こそ、ぜひ読んでみてください。

- 理学療法士歴7年
- 転職2回経験あり、2度目の転職で年収540万円(残業なし)を達成
- 副業分もあわせて手取り30万円を達成
- 30歳までに年収600万円が目標
年収アップを目指して転職を決意した理由



まずは、筆者が「なぜ転職する気持ちに至ったか」の経緯をお伝えします。
おそらく、理学療法士として働いているみなさんも感じたことがある内容になっています。
さっそく、見ていきましょう。
昇給は年間5,000円?|将来に不安を感じたリアルな理由
理学療法士になった頃、筆者はこう思っていました。
- 「理学療法士は、手に職だからどこでも働ける。」
- 「大きくは稼げないけど、普通の生活はできるだろう。」




でも、現実はそんなに甘くなく…
同じ職場でどれだけ頑張っても、年収はほとんど変わらない。
上位資格を取っても、委員会に積極的に関わっても、昇給に大きな変化はなし。
むしろ、インフレの影響で実質賃金は下がっていく一方。
そして、新卒で入職してから3年が経った頃。




「このままで本当にいいのか?」という疑問が強くなってきました…
たしかに、今の年収でも一人なら生活はできる。
でも──
結婚、マイホーム、子育て…。将来を想像すればするほど、不安が膨らんでいきました。
同世代PTと比べて年収100万円の差。焦りと絶望の日々
そして、さらに拍車をかけたのが、大学時代の友人理学療法士との会話でした。
「今は、残業月10時間で年収500万くらい。ボーナスは年間で120万円弱かな。」
何気なく聞いた話に、思わず言葉を失ったんです。
違いは、首都圏内の大手法人勤務ということ。




同じ資格で、同じような仕事をしてるのに、年収100万円も差があるって…。
正直、“やり損だな”と感じてしまいました。
だったら、院内活動や学術発表を頑張るより、最初から給与水準が高い職場に転職した方が早い。
そう思うようになったのは、まさにこの瞬間でした。
年収を上げたい。それが転職を決意したきっかけ
この出来事をきっかけに、筆者は転職活動を本格的にスタート。
絶対に譲れないと決めた軸は、「年収アップ」。
理由はシンプルで、このラインを超えなければ、転職する意味がないと思ったからです。




希望年収は、現職より“1割アップ”の水準(約460万円)に設定したよ。
もちろん、「やりがい」や「人間関係」も大切です。
でも当時の自分にとっては、まず経済的な不安を解消することが最優先の課題でした。
年収120万円アップを実現した実践ステップ



ここまでお読みいただき、「なぜ筆者が転職を決意したのか」が少しでも伝わっていれば嬉しいです。
ここからは、筆者自身が実際に年収アップを実現した具体的なステップを紹介します。




再現性を意識して、誰でもマネできる形に落とし込んでるよ!
今まさに転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ステップ①:高年収案件をひたすら探す
年収アップを狙うために、まずやったのが「高年収求人の情報集め」です。
情報収集の方法は、以下の2つに絞りました。
- 大手法人の病院:公式ホームページで採用情報を確認
- その他の求人:転職エージェントに完全お任せ
「え、それだけ?」と思われるかもしれませんが、実はこれが最も効率的かつ効果的でした。
特に重要なのは、「転職サイトではなく、転職エージェントを使う」という点です。
なぜなら、転職エージェントを利用することで…
- 非公開求人の紹介
- 職務経歴書の添削
- 面接日程の調整
- 病院側への要望の代弁
- 条件交渉のサポート
といった個人では手が届かない部分まで、プロが徹底的にフォローしてくれるからです。




しかも、これらのサポートはすべて無料。
「年収アップ転職」を狙うなら、もはや使わない手はありません。




筆者は、PTOTSTワーカーと
おすすめの転職エージェント2選 | ||
---|---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() | 特徴 | アドバイザーの質が高い |
総合評価 | ||
こんな人におすすめ | サポートの充実を求める人 | |
![]() ![]() ![]() PTOTSTワーカー ![]() | 特徴 | 地方の好条件案件も多い |
総合評価 | ||
こんな人におすすめ | 好条件案件を探している人 |
ステップ②:職務経歴書にこだわる
転職活動で“最も重要な書類”のひとつが、職務経歴書です。
この書類には、以下のような内容を記載します。
- これまでの職歴
- 実績や成果
- 成果を出すまでのプロセスや工夫
既卒の転職においては、職務経歴書の出来が選考の明暗を分けると言っても過言ではありません。
そんな重要書類で、気をつけたいことはひとつ…それは、「使い回さない」こと!
面倒だからといって、同じ職務経歴書をすべての病院に使い回すのはNGです。
理由は、病院ごとに重視するスキルや役割は違うから。
- 「なぜこの病院を選んだのか」
- 「どんな経験がここで活きるのか」
を伝えるためにも、応募先に合わせてカスタマイズすることが大切です。
▼「職務経歴書の書き方」については、以下の記事を参考にしてください。▼



ステップ③:面接対策を徹底する
面接対策は、ぜひ転職エージェントを活用しましょう。
新卒のときは、大学の先生に面接練習をしてもらった方も多いと思います。
しかし、既卒者ではそういった“練習相手”がいないことがほとんどなはず。




そこで頼れるのが、転職のプロであるキャリアアドバイザー!
本番までに、彼らと何度も模擬面接を繰り返すことで…
- よく聞かれる質問
- 採用側はなにを見ているのか
- どんな答え方が効果的なのか
- 事前に準備しておくべきこと
など、面接突破に必要なことを教えてもらえます。




筆者は人前に出ると緊張してしまい、面接でも暗記に頼ってうまく話せないタイプでした。
正直にそのことを伝えたところ、アドバイザーの方がとても親身になってくれて、「伝え方の工夫」や「自分らしさの出し方」まで丁寧にアドバイスしてくれました。
キャリアアドバイザーは、あなたの“味方”です。
素直に弱みも見せながら練習を重ねることが、内定への一番の近道になりますよ。
▼「年収アップ転職の成功方法」については、以下の動画も参考になります。▼
ステップ④:年収交渉をする
「そもそも、理学療法士で年収交渉なんてできるの?」
そう思っている方、多いのではないでしょうか?




結論から言うと、できます!
とはいえ、どんな職場でもできるわけではありません。
実際に筆者が年収交渉を行い、希望通りの条件を引き出した体験談をもとに、リアルな話をお伝えします。
年収交渉の概要
例えば、訪問リハビリや私立病院など、営利目的で運営している法人では、
現在の年収+希望額をはっきり伝えると、
「じゃあ、年収◯◯円でどうですか?」
といった交渉の流れになることも普通にあります。




一方で、「公務員」や「みなし公務員」に該当する病院では、交渉の余地はほとんどないのが現実です…
年収交渉をする最適なタイミングは…
内定後ではなく、面接時!
内定後に年収の話をするのは、まるでプロポーズの後に借金の話をするようなもの。
タイミングが遅いと、お互いに「こんなはずじゃなかった」となるリスクがあります。
年収交渉の注意点
交渉するうえで、以下のポイントを必ず守りましょう。
- クレクレ君にならない
ただ「年収アップしたいです」と言うだけでは、印象が最悪です。 - 希望額に“根拠”を示す
希望年収は、数字と理由がセットでなければ、相手を納得させられません。
実際、僕が訪問リハビリの面接を受けたときは、こう伝えました。
「介護保険ベースで考えると、1日あたり◯名の患者様を担当し、◯単位取得することで◯円の売上が見込めます。
そのうち3〜4割が人件費に充てられると想定し、希望年収は◯◯万円とさせていただきます。」
このように、事業モデルや経営視点に基づいた根拠を提示すると、相手も納得しやすくなります。
転職で年収アップした理学療法士のリアルな気付き



実践ステップを愚直にやり続け、2度転職をした結果、
- 1度目の転職で、年収40万円アップ
- 2度目の転職で、年収80万円アップ
を達成しました。
その経験で得られたことや、感じたことを最後に紹介します。
複数の転職エージェントの活用
「理学療法士で転職エージェントって必要なの?」
そんな疑問を持つ方も多いと思います。
正直、筆者も最初はそう思っていました。
ですが、実際に使ってみると考えが180度変わりました。




エージェントは2社以上使うのが鉄則!
理由はシンプルで、「得意分野がエージェントによって全然違う」から。
筆者は、PTOTSTワーカーと
複数使うメリットは、他にもたくさんあります。
- 相性の良い担当者に出会える確率が上がる
- 年収交渉の材料が増える(他社との条件比較ができる)
- 求人の幅が一気に広がる
実際、筆者は別々のエージェント経由で1社ずつ内定を得られました。
選択肢があるからこそ、最初の提示より好条件でのオファーにもつながったと思っています。




ただし、4社も5社も登録すると、連絡対応だけで疲弊します。
エージェントによっては、電話を強引に何度もかけてくる場合や、相性が合わないこともあります。
おすすめは、「2〜3社」に絞ること。
その中で、「このキャリアアドバイザーなら信頼できそう」と思える担当者を見極めていきましょう!
▼「理学療法士におすすめの転職エージェント5選」は、以下の記事を参考にしてください。▼



年収アップはすべてを癒す
最後に、どうしてもお伝えしたいことがあります。
それは、「年収アップはすべてを癒す力がある」ということ。
正直に言うと、転職後の職場が完璧だったわけではありません。
- リハビリ業務がそこまで楽しいわけではない
- 無駄なルールや雑務にイラっとする
- 上司の価値観にモヤモヤする
…なんてことも、実際にはありました。




でも…年収が+50万円になったことで、すべて「まあ、いっか」で済ませられる!
もちろん、「お金がすべて」ではありません。
ですが、お金は人生の選択肢を広げ、ストレスを減らしてくれるのも事実です!
だからこそ、僕が声を大にして伝えたいのは…
「転職=絶対に今の職場を辞めること」ではないということです。
- 転職活動をする
- 転職エージェントに登録する
- 内定をもらう




3ステップを踏んだからといって、必ず転職しなきゃいけないわけではないよ!
むしろ、以下のようなことを比較・確認するための“情報収集の手段”と捉えてください。
- 「今の職場よりも年収が上がる求人、あるのかな?」
- 「どんな職場なら自分が納得して働けるのか?」
- 「年収交渉って、自分にもできる?」
その第一歩として、転職エージェントへの無料相談をしてみましょう。
\まずは相談だけでもOK。/
まとめ|年収アップは、動いた人から実現する
本記事では、「理学療法士が年収120万円アップに成功した転職術」について紹介しました。
おさらいすると、
- 年収アップを目指すなら、まずは現状への問題意識を持つことが第一歩
- 職務経歴書や面接準備を徹底し、自分の強みを言語化することが重要
- 年収交渉では、感情ではなく“根拠”を伝えることで結果が変わる
- 複数の転職エージェントを活用することで、選択肢と成功率が広がる
という4つのステップを通じて、筆者自身が年収120万円アップという結果を手に入れました。
転職活動で「自分には無理」と思っていた条件も、正しい準備と交渉でちゃんと手に入ります。




あなたも、次の一歩を踏み出してみませんか?
▼「転職って、実際どう動けばいいの?」という方は、以下の記事を参考にしてください。▼


