- 理学療法士として働いていて転職を検討している人
- 今の職場に違和感があるが、まだ行動に移せていない人
- 年齢や経験年数で転職すべきか迷っている人

そろそろ転職を考えようかな…。
でも、今って転職しても大丈夫な時期なのかな?
理学療法士として転職を考えたとき、そんな不安がよぎることはありませんか?
転職はキャリアを大きく左右する選択肢ですが、「いつ動き出すべきか」が分からず、なかなか踏み出せない人も多いはずです。
実際、転職におすすめな時期・タイミングはあります。
そこで本記事では、
をわかりやすく解説します。
転職に悩むあなたが「どのタイミングで転職すべきか?」についても解説していくのでぜひ最後までご覧ください。



- 理学療法士歴7年(転職経験2回)
- 2度目の転職で年収540万円(残業なし)を達成
- 副業分もあわせて手取り30万円を達成
- 30歳までに年収600万円が目標
「理学療法士として好条件で働きたい」という方は、『理学療法士の転職成功ガイド』をご覧ください。
実際に3社から内定をもらった方法をステップ形式でわかりやすく解説します。



理学療法士の好条件求人がでる時期



転職を考える上で、「好条件の求人が増える時期」を知っておくことは重要です。
なぜなら、転職成功者の多くはこのタイミングを狙って動いているからです。
特に以下の3つの時期は、好条件・高待遇の求人が集中しやすいタイミングになります。
- 公務員求人が出やすい「6〜7月」
- 賞与をもらった後の退職者が出る「9〜10月」
- 年度末退職の欠員補充が始まる「12月〜1月」
①公務員求人が出やすい「6〜7月」
6〜7月は、公立病院や市立リハビリセンターなど、公務員として勤務できる医療機関が求人を出し始める時期です。
公務員系の職場では、翌年度の人員計画を早めに立てるため、秋〜冬よりも早い段階で採用活動が始まるのが特徴です。




新卒の頃だと、実習と被ってる人も多かったよね。
公務員求人は待遇が安定しており、福利厚生が手厚いため、毎年人気があります。
そのため、倍率が高く、採用基準も厳しめです。
とはいえ、
- 安定した環境で長く働きたい
- 公務員として地域医療に携わりたい
と考えている方にとっては、ぜひ一度検討してほしいタイミングです。
②賞与をもらった後の退職者が出る「9〜10月」
9〜10月は、1年の中で最も求人が活発になる時期の一つです。




冬の賞与(12月)をもらってから退職する人が多いから、その退職希望の提出が9〜10月に集中するんだよ。
このタイミングで、病院や施設側は欠員を見越して求人を出し始めるため、求人数が一気に増えるのがこの時期の特徴。
特に、
- 準公務員系の病院
- 大手法人が運営する総合病院やリハビリ病院
では、年末〜年度初めの入職に向けた人材確保を行うため、条件の良い求人が多く出回ります。
「できるだけ選択肢を多く持って転職活動したい」と考えている方は、ぜひこの時期を狙ってみてください。
- すべての施設のホームページを毎日チェックするのは現実的ではありません。
- 転職エージェントを活用して“希望に合った新着求人だけ”を紹介してもらう方法がおすすめ。
▶理学療法士におすすめの転職エージェントはこちら
③年度末退職の欠員補充が始まる「12月〜1月」
12月〜1月は、年度末で退職を予定している職員の欠員補充を目的とした求人が増える時期です。
実際、厚生労働省による医療職の雇用動向調査でも、3月の退職者数が他月より多い傾向が報告されており、現場では12月〜1月ごろから補充の求人が出始めます。
このタイミングの特徴としては以下の通りです。
- 既卒・経験者を優遇する傾向が強い
→ 新卒者はすでに決まっているため、即戦力となる経験者の需要が高い - 条件交渉がしやすい
→ 施設側が急募している場合も多く、条件交渉の余地も生まれやすい




一方で、この時期に転職するかどうかは、賞与など金銭面とのバランスを考えたうえで判断するのがおすすめだよ。
多くの場合、賞与算定期間に満たないため、前職・転職先どちらでももらえないケースがあるためです。
理学療法士におすすめの転職タイミング



理学療法士のおすすめ転職者タイミングは、以下3つになります。
- 好条件の求人がでる時期
- いまの職場に不満で出てきたとき
- いまの職場で十分な経験を積めたとき
好条件の求人がでる時期
転職を成功させたいなら、好条件の求人が増える時期に動くのが最も効率的です。
理由はシンプルで、
「好条件の求人が出る=今よりも良い待遇・職場に出会える可能性が高まる」からです。
以下の3つの時期は、実際に求人が多くなりやすい傾向があるため、転職を検討している方はぜひチェックしておきましょう。
好条件の求人がでる時期 | 特徴/おすすめな人 |
---|---|
① 6〜7月 | 公務員系の病院が求人を出す時期。 → 公務員として働きたい人に最適 |
② 9〜10月 | 冬季賞与を受け取って退職する人の補充が始まる時期。 → 準公務員病院や大手法人で働きたい人 |
③ 12〜1月 | 年度末退職者の欠員補充が出る時期。 → できるだけ早く転職したい人におすすめ |




筆者は6月から転職活動を開始して、10月まで求人を見ていたよ!
焦らずじっくりと探すことで、自分に合った好条件の職場に出会える可能性はぐっと高まります。
いまの職場に不満で出てきたとき
今、理学療法士として働いていて
- 年収がなかなか上がらない
- 上司や先輩と合わない
- 頑張っても正当な評価が得られない
- 福利厚生や労働環境が悪い
これらに一つでも当てはまるなら、転職を前向きに検討すべきタイミングです。
なぜなら、これらの問題の多くは、自分の力では変えられない「環境の問題」であることが多いからです。




いくら頑張っても、評価制度や人間関係、給与体系が変わることは基本的にないんだよ。
転職活動は「逃げ」ではありません。
今の不満や課題を冷静に見つめなおし、それを改善できる職場に出会えれば、仕事の満足度も将来のキャリアも大きく変えることができます。
いまの職場で十分な経験を積めたとき
以下のような状態にある方は、まさに転職に最適なタイミングです。
- 一通りの臨床経験を積むことができた。
- 認定理学療法士や呼吸療法認定士などの資格を取得した。
- 他の職場や分野も経験してみたいと感じている。
理学療法士の給与体系は、年功序列が色濃く残る職場が多く、成果が評価されにくいのが現実です。
たとえ…
- 「○○領域の専門性が高い」
- 「認定資格を複数持っている」
といった強みがあっても、それがそのまま給与に反映されることは稀です。




だからこそ、給与水準の高い職場への転職が有効になるよ。
スキルや経験を正当に評価してもらいたいなら、もともとの給与水準が高い職場に転職するのが現実的な選択肢です。
事実、同じ経験・同じスキルでも、勤務先によって年収に50万円以上の差がつくことは珍しくありません。
こうした高待遇の求人は倍率も高めですが、経験やスキルを身につけた今こそ狙えるチャンスです。
転職成功者が語る|転職活動で感じた3つのリアル



筆者はこれまでに2回の転職経験があります。
特に2回目は「自分にとって最適な働き方とは?」を考えた結果の決断でした。
本章は、その転職活動を通じて感じたこと・気づいたことを3つご紹介します。
- 転職先に求められるのは「即戦力」
- 求人探しは早めに行っておいて損なし
- 12月退職がおすすめ
転職先に求められるのは「即戦力」
理学療法士の中途採用で最も重宝されるのは、5〜7年目の臨床経験者です。
この年代は、現場感覚もありつつ指導・後輩育成もある程度できるバランス層。
病院側としても「すぐに戦力になる」と考え、求人を出しやすい時期でもあります。
たとえば…
- 1〜2年目での転職 →「成長途中」とみなされることが多く、倍率の高い求人ではやや不利。
- 10年目以上の転職 →「前職色が強く、柔軟性に欠ける」と懸念されがち。




病院によっては、35歳以上のベテランは募集対象から外れることもあるんだよ。
そのため、5年目を目安に“自分にとって大切なもの”を明確化しておくのがおすすめです。
たとえば…
- 年収を重視したいのか
- 通勤や働く時間にゆとりがほしいのか
- やりがいのある分野に挑戦したいのか
自分の優先順位が明確になれば、転職先の選定もしやすくなります。
「転職=逃げ」ではなく、より自分らしく働くための“選択肢”として考えることが大切です。
求人探しは早めに
転職活動を始める上で、最もお伝えしたいのが、求人探しは早めに始めておいて損はないということです。
筆者は以前、12月〜翌3月ごろの退職を検討していました。
ですが、希望条件の求人を逃さないよう、6月から求人探しをスタート。




その結果、好条件の求人に複数出会え、7施設の病院を見学 → 3つの内定をいただくことができたよ!
転職活動を始めたときに、「狙っていた病院の募集がすでに終わっていた」となると、本当に後悔します。
ただ、毎日ホームページを見て最新求人をチェックするのは正直面倒ですよね…
そんなときに便利なのが転職エージェントです。




希望条件に合う求人だけをピックアップして紹介してくれるので、無駄なく効率的に求人を探せるよ!
完全無料で使えるので、まずは登録だけでもしてみてください。
▼「理学療法士におすすめの転職エージェント」はこちらの記事を参考にしてください。▼



12月退職がおすすめ
前述したように、9〜10月は求人が増えるタイミングです。
この時期に転職活動をスタートし、内定までスムーズに進めば12月退職が十分に可能です。
しかも、前職に迷惑をかけずに辞めやすい時期でもあります。
12月退職には、以下のようなメリットがあります。
- 有給消化+年末年始休暇で長期休暇が取りやすい
- 前職の冬季賞与がもらえる
- 転職先の夏季賞与も支給対象になる可能性が高い
- 4月入職組よりも一歩先にスタートできる
転職サイトや病院の募集要項に「4月入職」と書かれていても、実際は1月入職が可能な場合も少なくありません。
病院見学や面接の際に、「1月からの入職は可能ですか?」
と一言確認してみると、「むしろ早く来てくれると助かる」という返事が返ってくることも。




自分の希望に合ったスケジュールで働き始めるためにも、交渉してみることがポイント。
理学療法士の転職時期に関するよくある質問
最後に、理学療法士の転職に関して多くの人が疑問に思うポイントをまとめました。
実際に転職活動を進める際の参考にしてみてください。
まとめ|最適な転職時期は覚えておくと便利



本記事では、
について解説しました。
これらの時期を把握しておくだけでも、「いつ動けばいいか」が明確になり、スムーズに転職活動を始められます。
とはいえ、実際にはどの時期でも一定数の求人は存在します。




「少し気になってきたな」と思ったら、まずは情報収集から始めてみよう。
転職にリスクはありますが、転職活動そのものはノーリスクです。
- 実際に求人に触れてみて、「転職した方が良さそう」と思えたら進めればOK。
- 逆に「今の職場でもう少し頑張ってみよう」と思えたなら、それも大きな収穫です。
まずは一歩踏み出すことから。
以下の記事では、理学療法士に特化した転職エージェントを紹介しています。
まずは1社だけでも登録して、理想の働き方に向けて動き出してみてください。


