
もう7年目なのに手取りは23万円か…
手取り30万あれば、もっと生活に余裕ができるのに…
患者さんからの「ありがとう」にやりがいを感じつつも、給料の低さに不安を感じていませんか?
理学療法士の平均手取りは22万円(令和5年賃金構造基本統計調査を元に算出)。




決して高収入とは言えず、「生活がカツカツ…」という声もよく聞くよね…
しかし安心してください!
理学療法士でも正しい働き方を選べば、30代で手取り30万円は十分に達成可能です。
その最も現実的で再現性の高い方法が「転職」
本記事では、
- なぜ転職が必要なのか
- どの職場なら手取り30万以上を狙えるのか
- 実際に手取りアップを達成した転職談
をわかりやすく解説します。
転職活動はノーリスクで始められるので、「今すぐ辞めるつもりはない…」という方も、ぜひ読み進めてくださいね。
手取り30万を稼ぎたい方へ
理学療法士の給料は成果ではなく、どこの地域・職場で働くかです。
転職エージェントを活用して、ご自身の給料が上がるのかを確認してみましょう。
『理学療法士は転職エージェントを使うべきか?』もあわせてご覧ください。






- 理学療法士歴7年
- 年収120万円アップの転職に成功
- 副業ブログで月1万円継続中
理学療法士の平均年収・手取りはいくら?



まずは厚生労働省の統計をもとに、理学療法士の収入の現実を確認してみましょう。
平均手取りは約23万円
以下の表は、厚生労働省が発表している「令和5年賃金構造基本統計調査」の結果をまとめたものです。
| 職種 | 年収 | 月収 |
|---|---|---|
| 薬剤師 | 578万円 | 42万円 |
| 診療放射線技師 | 537万円 | 37万円 |
| 臨床検査技師 | 509万円 | 35万円 |
| 看護師 | 508万円 | 35万円 |
| 理学療法士 | 433万円 | 30万円 |
| 介護職 | 371万円 | 26万円 |
| 職種 | 年収 | 月収 |
|---|---|---|
| 薬剤師 | 578万円 | 42万円 |
| 診療放射線技師 | 537万円 | 37万円 |
| 臨床検査技師 | 509万円 | 35万円 |
| 看護師 | 508万円 | 35万円 |
| 理学療法士 | 433万円 | 30万円 |
| 介護職 | 371万円 | 26万円 |
理学療法士の平均年収は約433万円、ボーナスを除いた平均月収は約30万円。
この月収から、税金・社会保険料が引かれた金額が「手取り」になります。
- 住民税:所得の10%(全国一律)
- 所得税:所得の5〜20%程度
- 社会保険料(健康保険や厚生年金など):総支給額の約15~18%
つまり、理学療法士の平均手取りは約23万円になります。
ちなみに、1カ月あたりの生活費の平均は以下の通りです。
| 単身世帯 | 約17万円 |
|---|---|
| 2人世帯 | 約27万円 |
| 3人世帯 | 約31万円 |
手取り23万円では、
- 一人暮らしなら最低限の生活
- 夫婦・子育て世帯ならカツカツまたはボーナス頼み
という状態ですね。




実際、「貯金や投資に回したらほとんど残らないから、旅行・趣味はボーナス頼み」という声もよく聞くよね…
手取り30万に昇給するのは20年目!?




今は給料が低くても、経験を積めば上がっていくはずじゃない?
たしかに、どんどん昇給していけば問題ないですが、現実はかなりシビアです。
以下は理学療法士の年齢別の平均年収・月収データです。
| 年齢 | 年収 | 月収 | ボーナス |
|---|---|---|---|
| 20~24歳 | 339万円 | 25万円 | 37万円 |
| 25~29歳 | 386万円 | 27万円 | 65万円 |
| 30~34歳 | 422万円 | 29万円 | 77万円 |
| 35~39歳 | 469万円 | 32万円 | 85万円 |
| 45~49歳 | 492万円 | 34万円 | 81万円 |
| 55~59歳 | 623万円 | 43万円 | 112万円 |
| 年齢 | 年収 | 月収 | ボーナス |
|---|---|---|---|
| 20~24歳 | 339万円 | 25万円 | 37万円 |
| 25~29歳 | 386万円 | 27万円 | 65万円 |
| 30~34歳 | 422万円 | 29万円 | 77万円 |
| 35~39歳 | 469万円 | 32万円 | 85万円 |
| 45~49歳 | 492万円 | 34万円 | 81万円 |
| 55~59歳 | 623万円 | 43万円 | 112万円 |
この表から分かるのは…
- 平均年収に届くのは10年目(30代前半)
- 手取り30万円(≒月収37万)に届くのは20年目以降
という残酷な現実。
つまり、今の職場で昇給だけに頼っていると、30代で手取り30万に届くのはほぼ不可能ということです。
理学療法士の給料は「診療報酬」によって大きくコントロールされているため、
- 年5〜10万円の昇給のみ
- 役職についても+1~2万円
- ベースアップはほぼ期待できない
という構造的な問題があります。




だからこそ、平均収入以上の職場に転職する重要性が高いんだよ!
手取り30万円のために転職がオススメな理由3つ



収入を増やす方法は「副業」という選択肢もありますが、「転職」をおすすめする理由は以下3つ。
即効性がある
「転職」は理学療法士のみならず会社員にとって、一番即効性のある収入アップ法です。
昇給では年収100万円アップに10年かかっても、転職であれば1年以内で可能ということも珍しくありません。
>>関連 手取り20万円以下だった僕が年収120万円アップに成功した転職体験談
一方で、「副業」の場合は
- 準備
- スキル習得
に時間がかかり、収益化まで数ヶ月以上かかることも。



実際フォーイットのアンケート結果では、「50%以上の方が副業を始めて収益化するまでに3ヶ月以上」の時間を要していることがわかりました。




「時間をかけずに、確実に手取りを増やせる」という意味で、転職は最適解だよ!
再現性が高い
転職は、誰でも正しく行動すれば確実に収入を上げられる方法です。
新卒入社のときと違い、転職では複数の職場を併願、つまり条件比較が可能。




転職は「後出しジャンケン」ができる仕組みなんだよ!
僕も3社を併願したけど、なにも問題なかったよ!
もし募集要項と実際の条件が違っても、その時点で辞退すればOK。
リスクをほぼゼロにした状態で、年収アップのチャンスを掴めるということですね。
転職活動はノーリスク
「転職は怖い…」と思うかもしれませんが、実は転職活動だけならノーリスクです。
たとえば、転職活動は
- エージェントに希望を伝える
- 条件に合う求人を見てみる
- 今より年収が低いなら応募しなければOK
- 高いなら応募
- 内定が出ても、条件が合わなければ辞退
といった流れで進み、この段階では今の職場には一切バレません。




「今の職場よりも環境・給料が良い!」と思えば転職すればいいだけだよ
つまり、失うものはゼロです。
ノーリスクでハイリターンを狙えるのが転職活動、やってみる価値はありますよ。
>>関連 転職活動の始め方は以下の記事を参考にしてください



理学療法士で手取り30万円を狙える職場2選



理学療法士で手取り30万を狙える職場は以下2つ。
訪問リハビリ
若くして年収を伸ばしたい理学療法士に、最も選ばれているのが「訪問リハビリ」
その大きな理由が、インセンティブ制度ですね。
- 1件あたり◯分の訪問で◯◯円の報酬
- 規定件数を超えた分はプラスで支給




頑張った分だけ給与がもらえるため、「年功序列で少しずつ昇給…」とは大きく異なるよ!
実際、20〜30代で年収500万円以上を達成している人も多数います。
- 「すぐに収入を上げたい」
- 「成果が正当に評価される方がやる気が出る」
- 「一人で行動するのが苦じゃない」
という方には、オススメの転職先です。
特に地方の病院は給与水準が低いですが、訪問リハビリなら地域に関係なく収入を伸ばすことが可能ですよ。




「地方で高収入を目指したい!」という方には、特に相性の良い働き方だよ!
大手法人・総合病院
2つめが「大手法人の総合病院」です。




え?病院で手取り30万なんて無理じゃないの?
そう思う方が多いですが、一部の大手法人に限れば「30代で手取り30万円」は十分可能なんです。
実際の例として、国家公務員共済組合連合会の求人を見てみましょう。
| 地域 | 首都圏 |
|---|---|
| 休日 | 週休2日制 年次有給休暇/初年度から付与(経験年数で最高20日) 他に創立記念日(振替)、夏季、年末年始休暇、特別有給休暇あり |
| 勤務時間 | 8:30~17:15 |
| 給与 | 国家公務員共済組合連合会の給与基準に準ずる 基本給:(大学卒)280,920円 (大卒経験5年)308,880円 (大卒経験10年)331,800円 |
| 賞与 | 年2回 (昨年度実績:基本給の4.5ヶ月) |
| 手当等 | 扶養手当、住宅手当、交通費支給 |
| 福利厚生 | 医療保険・厚生年金、年1回 定期的に健康診断を実施など |
| 地域 | 首都圏 |
|---|---|
| 休日 | 週休2日制 年次有給休暇/初年度から付与(経験年数で最高20日) 他に創立記念日(振替)、夏季、年末年始休暇、特別有給休暇あり |
| 勤務時間 | 8:30~17:15 |
| 給与 | 国家公務員共済組合連合会の給与基準に準ずる 基本給:(大学卒)280,920円 (大卒経験5年)308,880円 (大卒経験10年)331,800円 |
| 賞与 | 年2回 (昨年度実績:基本給の4.5ヶ月) |
| 手当等 | 扶養手当、住宅手当、交通費支給 |
| 福利厚生 | 医療保険・厚生年金、年1回 定期的に健康診断を実施など |




注目ポイントは経験10年の基本給。なんと、33万円超え!
ここに、
- 住宅手当
- 扶養手当
- 賞与(4.5ヶ月分)
などが加われば、手取り30万円・年収600万円は十分狙えますね。
ちなみに、大手法人・公務員系の病院は一般の転職サイトに出ないことが多いですが、マイナビコメディカルでは扱っています。
実際に、国家公務員共済組合連合会の求人も掲載されています。



>>公式 マイナビコメディカルで求人を見る(無料)
【実体験】実際にほぼ手取り30万円を達成した転職談



実は私自身も理学療法士6年目のとき、手取りは21万円ほどでした。
給料明細を見ては、
- 「今月は飲み会あったし、赤字かな…」
- 「ボーナス入るし、まあ大丈夫かな」
と、自分を納得させる日々。
そんなとき、リベ大の両学長の動画に出会い、「転職活動を始めてみよう」と思ったのがきっかけです。
実際に心に刺さった動画はこちら⇩
転職活動を進めてみると、今よりも
- 給料が良い
- ノルマ単位は少ない
- 休みは週末固定
といった、好条件の職場も見つかりました。
最終的には「給与アップ」を最優先にして転職。




転職後のビフォーアフターは以下の通り!
| 転職前(6年目) | 転職後(7年目) | |
|---|---|---|
| 月収(残業0) | 26万円 | 34万円 |
| 手取り月収(残業0) | 20万円 | 26.5万円 |
| 賞与 | 110万円 | 130万円 |
| 年収 | 420万円 | 540万円 |
| 休み | 土日休み | シフト制 |
| 臨床の忙しさ | かなり多忙 | 普通〜余裕あり |
| 残業 | 月10時間 | 月2時間 |
| 転職前(6年目) | 転職後(7年目) | |
|---|---|---|
| 月収(残業0) | 26万円 | 34万円 |
| 手取り月収(残業0) | 20万円 | 26.5万円 |
| 賞与 | 110万円 | 130万円 |
| 年収 | 420万円 | 540万円 |
| 休み | 土日休み | シフト制 |
| 臨床の忙しさ | かなり多忙 | 普通〜余裕あり |
| 残業 | 月10時間 | 月2時間 |
結果として、120万円の年収アップを実現しました。
同じ理学療法士でも、職場次第でここまで差が出ることを身をもって実感しています。
>>関連 手取り20万円以下だった理学療法士が年収120万絵アップした転職体験談







実際の給与明細や転職活動のコツについても紹介してるよ!
【Q&A】手取り30万円のための行動でよくある質問



まとめ|理学療法士でも手取り30万円は30代で可能



本記事では、理学療法士が手取り30万円を達成するための方法を解説しました。
結論:最も再現性が高く・最速で手取りを上げられる方法は転職です。
おすすめの転職先は以下2つ。
| 訪問リハビリ | 実績に応じて月収40万円も現実的 |
| 大手法人の総合病院 | 給与テーブルが明確で昇給も安定 |
手取りを上げる方法には「副業」も選択肢の一つになりますが、収益化までに半年〜1年はかかるのが一般的。
まずは転職でベースの手取りを上げてから、副業で加速するのがオススメです。




転職活動はエージェントを活用しよう!
本記事で紹介した関連記事一覧

















コメント