理学療法士として転職に挑戦する時、最初の勝負が「履歴書」です。
しかし、
- 「どんな志望動機を書けば採用担当者に響くのか…?」
- 「他の応募者と差別化できるポイントは?」
- 「どうすれば自分の強みを効果的に伝えられるのか…?」
筆者も、「実習に行ってないから病院の特徴までわからないし、テンプレートに当てはめよう」と思っていました。
しかし、転職エージェントに登録後、優秀なアドバイザーと共に志望動機を徹底的に練り上げたおかげで、不合格になることは一度もありませんでした。
そこでこの記事では、、採用担当者の心をつかむ志望動機の書き方や、理学療法士ならではのアピールポイントの見つけ方を徹底解説します。
理学療法士としての経験や強みを効果的に伝えたい方に向けた、履歴書作成の必読ガイドです。志望動機の書き方をマスターし、採用への一歩を確実に踏み出しましょう!
基本情報の書き方と注意点
履歴書の基本情報や証明写真は、採用担当者が最初に目にする重要な情報です。正確かつ丁寧に記載することが信頼感を与えるポイントとなります。
ここでは、間違えやすいポイントを中心に解説します。
氏名・住所・連絡先の正確な記載法
氏名や住所、連絡先は、正確かつ最新の情報を記載することが重要です。これらの情報に誤りがあると、面接連絡が届かないなど、重大な機会損失を招きます。
以下にポイントをまとめましたので、参考にしてみてください。
- 郵便局に持ち込む日(またはポストに投函する日)を和暦で記載
- 氏名は正確な漢字で記載
ふりがなは平仮名またはカタカナで統一 - 和暦で記載
- 住所は郵便番号からマンション名、部屋番号まで記載
- 電話番号はハイフンを入れて見やすく
- メールアドレスはビジネス用が作成
- サイズは縦40mm×横30mm
- 学歴は高等学校から記載
- 職歴は法人名から記載
現在在職中の場合は「現在に至る」と記す - 業務上に関連する免許・資格を記載
- ※志望動機の書き方については下記参照
- 希望がなければ空欄でOK
証明写真の選び方と貼り方のポイント
証明写真は履歴書の印象を大きく左右します。
採用担当者が最初に目にするのは写真です。不適切な写真はマイナス評価につながることもあるため、以下のポイントを抑えましょう。
- サイズは、縦40mm×横30mm
- 清潔感のある服装(男性はスーツ、女性はブラウス)で撮影
- 背景は、無地の白か淡い青
- 証明写真機でなく、写真スタジオで撮影
写真は履歴書の指定枠に収まるようカットし、端が浮かないようにきちんと貼りましょう。
適切な証明写真を使うことで、履歴書全体の印象が向上し、面接官に好印象を与えることができます。
志望動機に書くべき内容とは!?|文章の組み立て方を徹底解説
履歴書の中でも特に重要な「志望動機」。採用担当者は、この欄を通して応募者の熱意や適性を確認します。
理学療法士として転職を考えているあなたにとって、効果的な志望動機の書き方を知ることは成功の鍵です。本記事では、採用担当者に刺さる志望動機を作成するための具体例とフォーマットをご紹介します。
志望動機に盛り込むべき要素【4選】
効果的な志望動機には、
- 病院・部門の理解
- 自身の経験
- 将来のキャリアプラン
- 具体的な貢献
が含まれていることが重要です。
採用担当者は、あなたが会社や職場のことを理解し、自分の経験をどのように活かせるかを見極めています。
病院・部門の理解
まずは、応募先の病院やリハビリ部門が大切にしている理念や治療方針を理解することが重要です。その上で、自身が共感している旨を志望動機に盛り込みましょう。
自身の経験
これまでの職務経験やスキルを具体的にアピールします。たとえば、整形外科でのリハビリ経験や多職種との連携、患者とのコミュニケーション能力などを挙げると効果的です。
将来のキャリアプラン
応募先の病院でのキャリアプランを明確に伝えます。「今後は呼吸リハビリの分野で専門性を高めたい」など、病院の方針に沿ったキャリアビジョンを示しましょう。
具体的な貢献
最後に、自分が入職後にどのように貢献できるかを具体的に述べます。たとえば、「患者満足度向上のための新しいリハビリプログラムの導入」など、自分の強みを活かした貢献内容を提案しましょう。
志望動機を書く際はPREP法を活用しよう
志望動機を書く際には、PREP法を活用するのがおすすめです。
PREP法とは、「結論(Point)、理由(Reason)、具体例(Example)、まとめ(Point)」の4つの要素で構成される、効果的な文章作成のフォーマットです。
実は、この記事内でもPREP法を使ってるよ。
PREP法を使うメリット
- 結論を最初と最後に提示することで、主張が印象に残りやすくなる。
- 簡潔で説得力のある文章構成が可能に。
- 短時間で効果的に情報を伝えられる。
履歴書は、限られたスペースであなたの魅力を最大限に伝える必要があります。PREP法を活用することで、相手が知りたいポイントを的確に、かつ短くまとめることができるため、アピール力が高まります。
また、PREP法に基づいた志望動機は、内容が論理的で分かりやすく、他の応募者が漠然とした理由を書いている場合でも際立ちます。
【パクリOK】志望動機の例文をパターン別に紹介
転職先の特徴に合わせた志望動機の例文を紹介します。
例文を参考にしても構いませんが、ぜひご自身の状況に合わせた志望動機を考えてみてください。
4つの要素を入れてPREP法で書いてあるよ!!
クリニックから救急病院への転職
私は、急性期医療の現場でさらに臨床スキルを高めたいと考え、貴院を志望いたしました。
これまでクリニックにて、外来患者を対象としたリハビリに従事してきましたが、より早期介入が求められる急性期の現場で、迅速な治療スキルを磨きたいと考えるようになりました。貴院は地域の救急医療を支える病院であり、多職種連携を重視している点に非常に魅力を感じています。
これまで培った患者対応力やコミュニケーションスキルを活かし、救急医療現場でも患者様の早期回復を支援できると考えています。具体的には、急性期患者に対する適切なリハビリ計画の立案や、チーム医療の中での調整役として貢献したいです。
今後は、急性期医療の現場での経験を通じて、さらに成長し、貴院の医療チームの一員として貢献したいと考えています。
回復期病院から総合病院への転職
私は、急性期から回復期まで一貫したリハビリを行える環境で成長したく、貴院を志望しました。
現在は回復期病院で勤務し、在宅復帰を目指す患者様のリハビリを担当していますが、急性期から一貫してサポートできる環境で、さらに専門性を高めたいと考えました。貴院では幅広い症例に対応しており、多職種と連携して治療に当たることができる点に魅力を感じています。
これまでの経験を活かして、急性期の患者様にも迅速かつ的確なリハビリテーションを提供し、早期社会復帰を支援する役割を担いたいと考えています。特に、コミュニケーション力を活かして、チーム内の調整役としても貢献できると考えています。
貴院での経験を通じ、患者様の回復プロセスを一貫してサポートし、質の高い医療を提供できる理学療法士として成長したいです。
訪問リハビリへの転職
私は、訪問リハビリの分野で患者様の生活に寄り添った支援を行いたく、貴社を志望しました。
病院内でのリハビリを経験する中で、患者様が自宅に戻ってからのフォローアップが重要であることを痛感しました。訪問リハビリなら、患者様の生活環境に即したリハビリを提供し、QOLの向上を支援できると考えました。
これまでの病院勤務で培った技術やコミュニケーションスキルを活かし、訪問リハビリでも患者様一人ひとりに合わせたケアを提供することで、地域密着型の医療に貢献したいと考えています。具体的には、在宅での安全な動作指導や生活環境の改善提案などを通じて、患者様の自立をサポートしていきます。
訪問リハビリの現場でさらに経験を積み、地域の方々の健康増進とQOL向上に貢献する理学療法士として成長したいです。
まとめ
今回の記事では、履歴書における基本情報の記載方法から、志望動機の効果的な文章の組み立て方まで詳しく紹介しました。
履歴書の志望動機は、転職成功のカギを握る要素です。魅力的で分かりやすい志望動機を作成することが採用への近道です。
この記事で紹介したPREP法や例文を参考に、自分の経験を生かした志望動機を作成すれば、採用の可能性が高まります。また、具体的な貢献内容を提示することで、即戦力として期待されやすくなります。
ぜひ、今回の内容を活用して、採用担当者に強く印象づける志望動機を完成させてみてください。