履歴書は、職務経歴書と並んで、採用担当者があなたを知る“最初の判断材料”です。
とはいえ、実習や見学に行っていない病院・施設だと、志望動機が書きにくく、

「履歴書ってどう書けばいいんだろう…」
「志望動機が毎回ありきたりになってしまう…」
と悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、履歴書作成が久しぶりの方でも安心して書けるように、
- 履歴書の基本的な記載ルール
- 採用側に刺さる志望動機の構成方法
- 施設別(病院・訪問リハなど)の志望動機例文
をわかりやすく解説します。
この記事を読めば、自信を持って履歴書が書けるようになりますよ。



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まずは、理学療法士用の履歴書テンプレートを用意しましょう。
履歴書はダイソーなどの100円ショップでも購入できますが、
個人的には、PTOT人材バンクが提供するテンプレートをおすすめします。







わざわざお金をかけなくても、無料の会員登録をするだけで、ダウンロード可能だよ。
また、「手書き指定」の職場でも、下書き用として活用できるので便利。
あらかじめパソコンで内容を整理しておくことで、清書時に迷わずきれいに書けますよ。
理学療法士の履歴書の書き方【記入例あり】



理学療法士の履歴書の書き方を記入例を交えつつ紹介していきます。
- 日付
- 氏名
- 生年月日・性別
- 現住所
- 電話番号・メールアドレス
- 証明写真
- 学歴・職歴
- 免許・資格
- 志望動機
- 本人希望記入欄
日付



履歴書の「日付」は、提出方法によって異なります。
メールで送付する場合 | 送信日 |
郵送する場合 | 投函日 |
手渡しの場合 | 持参日 |
西暦・和暦はどちらで書いても構いません。




迷ったら、西暦で書くと良いよ!
氏名



「氏名」は、戸籍通りの正式表記で記載しましょう。




旧字体なども省略せずに。
名字と名前の間は、1文字分開けるのが基本。
「ふりがな」「フリガナ」のどちらを書くかは、使用する履歴書フォーマットに合わせましょう。
生年月日



「生年月日」は西暦・和暦を「日付」と統一して記載してください。
提出日現在の年齢を記載しましょう。
「性別」は「男」「女」と書いてください。
現住所



「現住所」は、以下に注意して記載してください。
- 都道府県から番地まで省略せず記載
- アパート(マンション)名・部屋番号も忘れずに
- ふりがなは都道府県と市区町村まで書けばOK




2つめの欄は、「空欄」または「同上」と記載しよう。
電話番号・メールアドレス



「電話番号」は、日中に連絡がつきやすい番号(携帯など)を記入しましょう。
2箇所書く欄があるので、下部分は「同上」と記載すればOK。
最近はメールでのやりとりが主流なので、メールアドレスも必ず記載しましょう。




ビジネス利用に適したアドレス(Gmail推奨)がおすすめだよ!
証明写真



履歴書に貼る「証明写真」は、以下7つのポイントを抑えましょう。
項目 | ポイント |
---|---|
サイズ | 縦40mm×横30mm |
服装 | 清潔感のあるスタイル (男性:スーツ/女性:ブラウス・ジャケット) |
背景 | 白や淡いブルー・無地 |
撮影期間 | 使用日から3か月以内に撮影したもの |
撮影方法 | 写真スタジオでプロに撮ってもらうのがベスト |
裏書き | 写真の裏には氏名を必ず記入 (万一はがれたときのため) |
貼り方 | 枠にぴったり収まるようにカット |
「写真の印象=あなたの第一印象」と言っても過言ではありません。




「暗い」「ピンボケ」などの写真は、NGだよ。
学歴・職歴



「学歴・職歴」は、以下7つのポイントを抑えましょう。
- 月日は、西暦・和暦を「日付」と統一して書く
- 学歴・職歴は、時系列(古い順)に記載
- 高校入学または卒業から記載
- 学校名・病院名は正式名称で記載(学科や学部まで記載)
- 職歴を書き終えたら、次行に「現在に至る」と書く
(退職日が決まっている人は「退職予定(○○○○年○月○日)」と書く) - その下に右寄せで「以上」と書く
学歴の入社年度・卒業年度が思い出せない場合はマイナビの「学歴早見表」を活用してください。
また、転職経験のある方は、退職理由を以下参考に記載してください。
退職理由 | 記載方法 |
---|---|
自己都合退職の場合 | 「一身上の都合により退職」 |
会社都合退職の場合 | 「会社都合により退職」 |
契約期間満了の場合 | 「契約期間満了のため退職」 |




職歴が多い場合も、原則は全て記載。
短期離職で職歴が多すぎる場合は、要点を絞って記載しよう。
免許・資格



「免許・資格」には、業務に関連のあるものを、時系列順で記載します。
必ず正式名称で書くのがポイント。
実際の記載例を紹介します。
略称 | 正式名称 |
---|---|
理学療法士 | 理学療法士免許 |
自動車免許 | 普通自動車第一種運転免許 |
認定理学療法士 | 運動器認定理学療法士 |




「仕事に直接関係ないけど、意欲が伝わるかな…」という資格は、
本人希望記入欄で補足するのもおすすめ。
書いてもマイナスにはなることはないので、迷ったら記載しましょう。
志望動機



志望動機では、「なぜこの病院(施設)で働きたいのか」を具体的かつ説得力のある形で伝えることが大切です。
そのために効果的なのが、「数字(実績)×エピソード(経験)」の組み合わせ。
さらに、以下の3つの要素を組み込むことで、採用担当に伝わる志望動機になります。
- 病院・部門の理解
- 自身の経験
- 将来のキャリアプラン
採用担当の
- 「それ、うちの病院じゃなくてもよくない?」
- 「うちで働くことにどんな意味があるの?」
こうした疑問を先回りして取り除くことが、志望動機の本当の役割です。




最大のポイントは、「自分が採用担当者だったらどんな人を採用したいか」という視点で考えること。
本人希望記入欄



本人希望記入欄には、
- 入職可能時期
- 勤務時間
- 連絡のつく時間帯
など、譲れない条件がある場合は簡潔に記載します。
給料や待遇面についての希望は、マイナスな印象につながりかねないため、書かないほうが無難です。




特に希望がない場合は、
「貴院の規定に従います」「特になし」と書けばOK!
履歴書で差がつく「志望動機」の書き方と例文



志望動機は、具体的かつ説得力を持って伝えることが大切とお伝えしました。
とはいえ、「うまくまとめられない」と悩む方も多いはず。
そこで本章では、誰でも簡潔に、伝わる志望動機が書けるように、
- PREP法というフレームワークの活用方法
- 理学療法士向けの例文
をご紹介します。
PREP法を活用する




志望動機の文章がうまくまとまらない…。
そんなときに役立つのが、PREP法というフレームワークです。
PREP法とは、
- 結論(P:point)
- 理由(R:reason)
- 具体例(E:example)
- 結論(P:point)
で構成する文章術のことで、ビジネス文書やプレゼンでもよく使われています。
履歴書のように限られたスペースで、簡潔に自分の魅力を伝える場面にぴったりです。
具体的には、以下の4ステップで展開してみましょう。
- 志望動機を端的に
- なぜその職場を志望するのか
- 経験・実績など
- 意欲・今後の貢献




PREP法を活用すれば、簡潔で・説得力のある志望動機が書けるようになるよ!
施設別・志望動機の例文
ここからは転職先に合わせた、理学療法士の志望動機の例文を紹介していきます。
丸パクリでもOKですが、例文を自分なりにカスタマイズして、自分なりの志望動機を作り上げましょう。
- クリニックから救急病院への転職
- 回復期病院から総合病院への転職
- 訪問リハビリへの転職
【例文①】クリニックから救急病院への転職
私は、急性期医療の現場でさらに臨床スキルを高めたいと考え、貴院を志望いたしました。
これまでクリニックにて、外来患者を対象としたリハビリに従事してきましたが、より早期介入が求められる急性期の現場で、迅速な治療スキルを磨きたいと考えるようになりました。貴院は地域の救急医療を支える病院であり、多職種連携を重視している点に非常に魅力を感じています。
これまで培った患者対応力やコミュニケーションスキルを活かし、救急医療現場でも患者様の早期回復を支援できると考えています。具体的には、急性期患者に対する適切なリハビリ計画の立案や、チーム医療の中での調整役として貢献したいです。
今後は、急性期医療の現場での経験を通じて、さらに成長し、貴院の医療チームの一員として貢献したいと考えています。
【例文②】回復期病院から総合病院への転職
私は、急性期から回復期まで一貫したリハビリを行える環境で成長したく、貴院を志望しました。
現在は回復期病院で勤務し、在宅復帰を目指す患者様のリハビリを担当していますが、急性期から一貫してサポートできる環境で、さらに専門性を高めたいと考えました。貴院では幅広い症例に対応しており、多職種と連携して治療に当たることができる点に魅力を感じています。
これまでの経験を活かして、急性期の患者様にも迅速かつ的確なリハビリテーションを提供し、早期社会復帰を支援する役割を担いたいと考えています。特に、コミュニケーション力を活かして、チーム内の調整役としても貢献できると考えています。
貴院での経験を通じ、患者様の回復プロセスを一貫してサポートし、質の高い医療を提供できる理学療法士として成長したいです。
【例文③】訪問リハビリへの転職
私は、訪問リハビリの分野で患者様の生活に寄り添った支援を行いたく、貴社を志望しました。
病院内でのリハビリを経験する中で、患者様が自宅に戻ってからのフォローアップが重要であることを痛感しました。訪問リハビリなら、患者様の生活環境に即したリハビリを提供し、QOLの向上を支援できると考えました。
これまでの病院勤務で培った技術やコミュニケーションスキルを活かし、訪問リハビリでも患者様一人ひとりに合わせたケアを提供することで、地域密着型の医療に貢献したいと考えています。具体的には、在宅での安全な動作指導や生活環境の改善提案などを通じて、患者様の自立をサポートしていきます。
訪問リハビリの現場でさらに経験を積み、地域の方々の健康増進とQOL向上に貢献する理学療法士として成長したいです。
履歴書提出時のポイントと注意点



履歴書を提出する方法は、
- 郵送
- 持参
の2つですが、それぞれでマナーや注意点が異なります。
ちょっとしたミスが印象を悪くしてしまうこともあるため、しっかり確認しておきましょう。
郵送の場合
郵送で送る場合は、以下5つのポイントを抑えましょう。
項目 | ポイント |
---|---|
サイズ | 「角形2号」の白封筒 |
封筒の表面 | 「履歴書在中」と赤字で記載 (職務経歴書も同封の場合は、応募書類在中と記載) |
あて名 | 白や「御中」と「様」を併用しない |
封 | のり付け+〆マークを記入 |
送付方法 | 簡易書留 (必須ではないが、紛失リスクも減らせて安心) |
封筒の裏面 | 住所、氏名を記入 |
送付するときは、
- 履歴書
- 職務経歴書
- その他の送付書類(資格証のコピーなど)
の順番で、クリアファイルに入れてから封入しましょう。




必須ではないけど、紛失防止や到着確認のために簡易書留が推奨だよ!
持参の場合
履歴書を直接持参する場合も、基本的な準備は郵送と同じで構いません。
クリアファイルに入れて封筒へ丁寧に入れ、清潔感ある状態で持参しましょう。
ただし、「履歴書在中」とは書かないこと。




「履歴書在中」とは郵送時に中身を明示するためだから、自分の手で直接渡す持参時には必要ないんだよ!
履歴書は「誰かに見てもらう」のが正解



ここまで読んで、




いざ自分ごとになると、なかなか書けない…
と悩んでしまう方もいるはず。
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【Q&A】理学療法士の履歴書作成でよくある質問



履歴書の作成時に関するよくある質問に回答します。
まとめ|履歴書は“見た目と構成”が9割。志望動機も一貫性を意識しよう



本記事では、理学療法士の履歴書の書き方について解説してきました。
おさらいすると、完成度の高い履歴書を作るには以下の4ステップがポイントです。
本気で転職を成功させたいなら、読むだけで終わらず、今日から履歴書の作成に取りかかりましょう。
そして最後に、PTOT人材バンクでプロの添削を受けて、完成度100%の履歴書で転職活動に臨みましょう。
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