- 就職して3年未満だし、もう少し続けたほうがいいのか悩んでいる人
- 今の職場は給料が低いから、転職を考えている人
- 理学療法士を続けるか、他業界へ転職するか悩んでいる人

- 理学療法士歴7年
- 転職2回経験あり、2度目の転職で年収500万円(残業なし)を達成
- 副業分もあわせて手取り30万円を達成
- 30歳までに年収600万円が目標
理学療法士を辞めたいと考えているあなたは、きっと以下のような悩みを抱えているはず。
- 「今の病院は給料が安いから、もう少し給料がいいところに転職したい。」
- 「体力的にきついから、転職したいけど、なかなか決心がつかない…。」
理学療法士として働いていると、給料の低さ、体力的な負担など、さまざまな理由で辞めたくなることがありますよね。
しかし、衝動的に辞めてしまうと、「辞めなければよかった…」と後悔することも。




大切なのは、なぜ辞めたいのかを明確にし、次のキャリアを慎重に考えること。
本記事では、「理学療法士を辞めたい理由と解決策、転職を成功させるためのポイント」を解説します。
- 理学療法士が「辞めたい」と感じるよくある理由
- 辞める前に考えるべき2つの選択肢
- 転職活動を成功させるためのコツ3選
- 異業種転職でおすすめの転職エージェント
「今の仕事を辞めるべきか」「転職するとしたらどんな選択肢があるのか」を知ることで、あなたのキャリアをより良い方向へ進めることができます。
それでは、見ていきましょう。
理学療法士を辞めたい理由4選|共感されやすい退職理由とは?
理学療法士として働いていると、「この仕事、本当に続けていけるのかな…」と不安を感じることがあるかもしれません。
実際、多くの理学療法士が辞める理由として、次の4つが挙げられます。
- 給料が低い
- 体力的にきつい
- 人間関係のストレス
- 仕事にやりがいを感じられない
本章では、理学療法士が「辞めたい」と思う理由を深掘りしていきます。
給料が低い



- 「4月だから昇給のタイミング!」だけど、+3,000円か…」(23歳男性)
- 「後輩が入ってきても、自分の給料はほぼ据え置き。むしろ責任が増えただけ」(32歳男性)
- 「資格を取るためにあれだけ勉強したのに、一般企業勤務の友達より給料が低い…」(28歳女性)
厚生労働省が発表した『令和5年賃金構造基本統計調査』によると、全産業の平均年収は約507万円。
一方で、理学療法士の平均年収は約432万円と、75万円の差があります。
理学療法士の給与は、診療報酬によって病院や施設の収益が決まるため、大幅な昇給が難しいのが現実。
経験を積んでも、昇給はわずかで、役職がついても収入が大きく変わらないケースが多いです。
特に20代後半~30代では、結婚や出産、住宅購入を考え始める人が増えることで…




「このまま働き続けて大丈夫かな。」と、将来への不安を感じる方も多いよね。
体力的にきつい



- 「患者さんを抱えた瞬間、“ピキッ”と嫌な音が…。」(38歳男性)
- 「最近は、介助量が多い患者さんが多くて疲れる。」(27歳女性)
- 「休憩時間?そんなのあってないようなもの。カルテ書いてるもん…」(25歳男性)
理学療法士は、患者さんの移乗や歩行介助を行うため、身体的な負担が大きい職種。
特に急性期病院やリハビリテーション病院では、1日に多くの患者を対応するため、腰痛などの身体トラブルを抱える人も少なくありません。




夜勤はないものの、残業や休日出勤が発生することもあり、ワークライフバランスに不満を感じる人も多いよね。
身体的な負担を考えると、40〜50代で病院で働き続けるのはやっぱり大変…。
人間関係のストレス



- 「条件はいいんだけど、上司がパワハラ気質でつらい。」(29歳女性)
- 「主治医の先生や看護師さんに話したくても、機嫌が悪くて…」(26歳男性)
『令和5年雇用動向調査結果の概況』によると、転職者が前職を辞めた理由の第1位は、男女ともに「職場の人間関係が好ましくなかった」でした。
医療業界はまだまだ働き方改革が進んでおらず、昭和時代のような上下関係の厳しい職場も多いのが現状。




パワハラ気質の上司がいるのもよく耳にするね。
人間関係のストレスは、我慢すれば解決する問題ではありません。
まずは「転職」という選択肢を持つことで、心に余裕が生まれることもあります。
仕事にやりがいを感じない



- 「最近はモチベーションも上がらず、毎日同じメニューを繰り返すだけ。」(28歳男性)
- 「患者さんへの対応よりも、書類仕事ばっかり増えていく。」(27歳女性)
新卒の頃は、新しい技術を学びながら、成長ややりがいを感じていた理学療法士も多いはず。
しかし、毎日同じようなリハビリ業務を繰り返すうちに、「変わらないノルマ、変わらない仕事内容で退屈」と感じるようになる人も少なくありません。




5年以上の経験を持つ理学療法士にとって“あるある”だね。
モチベーションが上がらない原因のひとつが、「評価されていないこと」や「給料の伸びなさ」である場合も多くあります。
理学療法士を辞める前に考えるべき2つの選択肢



「理学療法士を辞めたい」と考えたとき、すぐに退職を決断するのではなく、まずは転職の選択肢を整理してみましょう。
理学療法士の資格を活かして別の職場に転職するのか、それともまったくの異業種に転職するのか?
本章では、理学療法士の転職における2つの選択肢について解説します。
理学療法士として別の職場に転職
「理学療法士は続けたいけど、今の職場が合わない…」という人は、職場を変えるだけで悩みが解決するケース は少なくありません。




辞めたい理由4選を例に、解決策を考えてみるよ!
「理学療法士としての仕事は嫌いじゃないけど、今の職場では将来が見えない」と感じるなら、新しい環境を検討するのも一つの手です。
「今の職場が合わない=理学療法士が向いていない」ではありません。
働く環境を変えることで、理学療法士としてのキャリアをより充実させることが可能です。
\職場を変えて、理学療法士を続けたい方はこちら/
他業界への転職
「理学療法士として働いてきたけど、もう医療業界自体から離れたい…」という人も、いるはず。
理学療法士の資格を活かすのではなく、全く新しい業界へ挑戦するのも一つの選択肢です。
以下に、代表的な業界の平均年収や特徴をまとめました。
業界 | 平均年収 | 特徴 |
---|---|---|
IT業界(エンジニアなど) | 約462万円 | 需要が高く、未経験からの転職事例も多い |
コンサルティング業界 | 約781万円 | 高収入が期待できるが、専門知識や経験が求められる |
不動産業界 | 約616万円 | 成果に応じた報酬体系が多く、高収入を狙いやすい |
医療機器メーカー | 約554万円 | 医療知識を活かせる分野で、安定した需要がある |
給与や待遇は業界によって大きく異なるため、現在需要が高く、成長を続けている業界を選ぶことが重要です。




特にIT業界やコンサル業界は、近年急成長を遂げており、平均年収も高い傾向にあるよ!
「せっかく理学療法士の資格を取ったから…」と悩むかもしれません。
しかし、キャリアの選択肢は医療業界の外にも広がっています。
「今の職場を辞めたいけど、どんな仕事が向いているかわからない…」という場合は、まずは成長産業の情報収集をしてみるのがおすすめ。
\未経験・異業種の求人豊富!/
理学療法士の転職成功のコツ【後悔しない転職術】



ここまで、理学療法士が「辞めた後、どんな転職先を選ぶべきか?」について解説してきました。
ですが、実際に転職を成功させるには、転職先の選び方だけでなく、行動のコツも重要です。
そこで本章では、理学療法士が後悔しない転職をするための3つのポイントを紹介します。
年収が下がる転職はNG?|後悔しない職場選びの注意点
理学療法士として働き続けるなら、年収が下がる転職は避けるべきです。




他業界への転職で、いきなり年収UPは難しいから注意してね!
その理由は、以下の3点にあります。
- 生活水準が下がる
- 収入回復に時間がかかる
- 市場価値を下げるリスクがある
一度年収が下がると、次の転職では「下がった年収」を基準にされることがほとんどです。
「転職したら、かえって市場価値が下がった…」
こういった失敗を避けるためにも、年収ダウンの転職は慎重に判断すべきです。




では、年収が下がる可能性があるならどうすればいいのか?
答えは、シンプルです。
- 年収が上がるなら、転職するか考えればいい
- 年収が下がるなら、転職しなければいい
これが、よく言われる「転職はリスクだけど、転職活動はノーリスク」という言葉の本質。
「今より良い条件の職場があるか?」を確認するだけで、失敗を回避できます。
年収UPを狙える職場の特徴|損しないために知るべきこと
理学療法士の給与水準は、「どの施設で働くか」だけでなく、「どの地域で働くか」 によっても大きく異なります。
以下は、dodaによる都道府県別の平均年収ランキングです。
順位 | 都道府県 | 平均年収 |
---|---|---|
1 | 東京都 | 471万円 |
2 | 神奈川県 | 452万円 |
3 | 千葉県 | 435万円 |
4 | 埼玉県 | 426万円 |
5 | 茨城県 | 424万円 |
6 | 愛知県 | 418万円 |
7 | 栃木県 | 415万円 |
7 | 滋賀県 | 415万円 |
9 | 兵庫県 | 414万円 |
10 | 静岡県 | 407万円 |
10 | 大阪府 | 407万円 |




首都圏や名古屋・大阪などの大都市近郊は、平均年収が高いね!
これは理学療法士でも同様で、以下の理由によります。
- 需要と供給のバランス
- 競争が活発で、待遇が改善されやすい
- 訪問リハビリの市場が大きい
同じ法人内でも、勤務エリアによって給与水準が異なることは珍しくありません。
例えば、全国に病院を展開する『国家公務員共済組合連合会の求人票』を見ても、首都圏と地方で給与に差があることがわかります。
給与 | 基本給:大卒4年生257,684円、専門学校卒248,828円 |
---|---|
賞与 | 年2回 (昨年度実績:基本給の4.6ヶ月) |
手当等 | 地域手当、扶養手当、住宅手当、交通費支給 |
給与 | 基本給:大卒4年生214,737円、専門学校卒207,357円 |
---|---|
賞与 | 年2回 (昨年度実績:基本給の4.44ヶ月) |
手当等 | 扶養手当、住宅手当、交通費支給 |




同じ法人なのに、勤務地が違うだけで年収に約70万円の差!
ちなみに、上記の首都圏の求人では、1年目の年収が450万円、6年目で500万円以上に。
給与水準が高い職場に転職するだけで、年収を大幅にアップすることができます!
このように、「どの地域で働くか」によって給料が大きく変わるため、「給与を重視するなら大都市や地方都市」という視点を持つことが重要です。
転職エージェントを活用する
最近では、転職活動において「転職エージェント」の活用が主流となっています。
転職エージェントを利用することで、以下のようなサポートをすべて無料で受けることが可能です。
- 非公開求人の紹介
- 給与や待遇の交渉を代行
- 応募書類の添削
- 面接対策のサポート
特に「初めての転職」や「他業界へのキャリアチェンジ」を考えている方には、心強い味方となってくれる存在です。
今回は以下の2つに分けて、おすすめの転職エージェントを紹介します。
- リハビリ職に特化した転職エージェント
- 異業種・未経験OKの転職に強いエージェント
【リハビリ職専門エージェント】PTOT人材バンク



求人数 | 約17,000件+非公開求人 |
求人エリア | 全国(特に都市部) |
運営会社 | 株式会社エス・エム・エス |
リハビリ職専門の転職エージェントで、おすすめなのが『PTOT人材バンク』です。
その理由は、以下の3点です。
- キャリアアドバイザーの質が高い
- 求人数が業界トップクラス
- リハビリ職専門エージェントで最長の実績
なかでも注目したいのが、「キャリアアドバイザーの質の高さ」です。
リハビリ業界に精通したアドバイザーが、あなたのスキルや希望に合った求人を提案してくれるため、ミスマッチの少ない転職が可能になります。




面接対策や条件交渉のサポートも的確で、「初めての転職でも安心できた」との口コミも多いよ!
以前他社を利用した際は電話の約束の時間に遅れたり、連絡が無かったり、サポートが不十分で嫌な思いをしたのですが、そんなこと一切なく連絡もマメで返信も早く、親身に相談にのっていただきとても助かりました。履歴書や職務経歴書の添削も、自分が伝えたかったことを上手く表現して下さりありがとうございます。お電話の際もとても話しやすい雰囲気で気になることや不安なことも相談しやすかったです。この度内定をいただいた職場で長期にわたり勤めたいと思っています。




さらに、求人数も業界トップクラス。
非公開求人の中には、年収アップが期待できる好条件の案件も多く、「サイトには出ていない掘り出し求人を紹介してもらえた」という声もよく聞かれます。
理学療法士を続けていくのであれば、「とりあえず登録しておいて間違いない転職エージェント」 です。
\年収UPの可能性がある求人を見てみる/
▼「理学療法士のおすすめ転職エージェント」について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。▼



【20代特化・業種未経験OK】マイナビジョブ20’s



利用者数 | 50万人 |
求人エリア | 関東・関西・東海地方に強い |
運営会社 | 株式会社マイナビワークス |
『マイナビジョブ20’s』は、大手人材会社マイナビが運営する20代・第二新卒に特化した転職支援サービスです。
20代の「初めての転職」や「異業種へのチャレンジ」を強力にサポートしてくれるのが最大の特徴!
マイナビジョブ20’sのおすすめ理由は、以下になります。
- 20代や第二新卒の転職に強い
- 職種・業種未経験OK求人が豊富
- 非公開求人多数
マイナビジョブ20’sでは、キャリア相談だけでも無料で受け付けているので、「ちょっと話を聞いてみたい」という方も気軽に活用できます!
\20代の転職に特化したプロに相談してみよう!/
【サイト型とエージェント型の両立】doda



求人数 | 274,916件 (非公開求人を含む) |
求人エリア | 全国 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
『doda』は、転職サイトと転職エージェントの両方を提供している、業界最大級の総合転職サービスです。
転職サイトとして自分で求人検索もできるうえ、希望すればキャリアアドバイザーからの個別サポートも受けられます。




実は、「異業種にチャレンジしたい!」という方には、転職サイトとしての活用がおすすめだよ!
なぜなら、転職エージェントは【成功報酬型のビジネスモデル】だからです。
転職エージェントは「求職者が採用されると、企業が年収の約30%を報酬として支払う」システム。
そのため、企業側も報酬に見合った“即戦力”を求めがちで、未経験者はエージェント経由で紹介されにくい仕組みになっています。




だからこそ、dodaのような転職サイトで【未経験OK】の求人を自分で探すスタイルが効果的!
「異業種に挑戦してみたい」という方は、まずはdodaで求人検索からスタートしてみましょう。
\顧客満足度No.1/
▼ 「転職エージェントと転職サイトの違い」について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。▼



まとめ|辞める前に転職の選択肢をチェック!



この記事では、理学療法士を辞めたいと考えている方に向けて、
「辞める前に考えるべき選択肢」と「転職を成功させるためのポイント」を紹介しました。
おさらいすると、以下の通りです。
今の職場がすべてではありません。




「辞めたい」と思ったときこそ、自分の人生や働き方を見直すチャンスだよ!
焦って辞めるのではなく、まずは選択肢を知り、自分に合った働き方を一緒に探していきましょう。
\転職の選択肢を広げる第一歩を踏み出そう/